各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 共産党
- 視察先
- 茨城県 神栖市
- 視察案件
- はさきマリンプール視察
- 実施日
- 令和6年7月17日
- 参加者氏名
- 並木 敏恵、大野 とし子、今尾 安徳、木下 三枝子
視察結果概要
(1)視察先の概要
神栖市は、茨城県最東南端の鹿行地域に位置する市で、隣接する鹿嶋市とともに鹿島臨海工業地帯を形成しています。東は太平洋(鹿島灘)に面し、南は利根川(常陸利根川)が流れており、マリンスポーツなどもさかんな地域です。2024年4月末日現在93,909人、面積は146.97㎢(令和6年1月1日現在)です。
(2)視察内容
春日部市では、学校プールの老朽化により民間委託による水泳授業を行う学校が増えています。将来的には学校優先プールの整備を検討していく、としていますので、今回、先進事例として取り組む神栖市を行政視察しました。
(3)視察から得られた考察
神栖市では、市内小中学校プールの老朽化による修繕や更新、維持管理に多くの費用がかかることから検討を重ね、2020年3月に神栖市学校プール管理基本構想を策定し、学校プールを公営温水プールに集約化していくことを決めました。授業時間数の確保のため学校利用を前提とした公営プールを利便性やまちづくりの観点から検証を重ね波崎地域に整備、昨年から活用しています。学校授業以外の時間は一般への開放も行っています。「着衣水泳」の授業も行い、指定管理者も専門性の観点から指導に当たっています。また、障がい者の方が車いすでそのままプールに入れるスロープの設置などもあり、泳げないこどもが体験で水に入る取り組みなどもされています。
課題は、送迎バスの確保や今後のさらなる整備をどうするかなどがありました。本市でも現在、いくつかの学校が民間を活用しての水泳授業を行っていますが、学校プールの老朽化の進展は待ったなしの状況です。
本市でも市が主導をして、こどもや市民が水に親しめる環境整備が必要です。

視察の様子