各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 次世代 かすかべ!
- 視察先
- 北海道函館市
- 視察案件
- 動物愛護管理センターについて
(仮)函館市デジタル変革推進ビジョンについて
- 実施日
- 令和6年7月11日
- 参加者氏名
- 小久保 博史、河井 美久、吉田 稔
伊藤 一洋、阿部 雅一、奥沢 裕介
視察結果概要
(1)視察先の概要
函館市は、北海道の南西部渡島半島の南端に位置し、東西41.1km、南北32.8km、総面積は677.87㎢を有しています。
安政6年(1859年)に、横浜・長崎とともに日本初の国際貿易港として開かれて以来、早くから海外との交流が始まり、市民の中にも新進的な国際感覚が息づく、歴史と文化を有するまちになります。
明治32年(1899年)に自治制の函館区となり、大正11年(1922年)に市政施行、北洋漁業の要として、南北海道における行政・文化・経済の中心地として、発展を続けております。
平成12年に特例市の指定を受けたほか、平成の大合併北海道第1号として平成16年に1市4町と合併し、平成17年には「中核市」に移行、多くの事務権限が移譲され「ふれあいとやさしさに包まれた世界都市」としてのさらなる発展を目指しております。
(2)視察内容
〇動物愛護管理センターについて
北海道は、北海道立動物愛護センター(愛称「あいにきた」)を道内4箇所に設置しております。
基幹センター(江別市の酪農学園大学内)のみ北海道の直営施設になりますが、道北(北見市)・道東(幕別市)・道南(函館市)の3センターは、道・市の共同運営にて、犬や猫の引取り、譲渡などの業務を、北海道が選定した事業者(NPO法人ニャン友ねっとわーく北海道)に函館市が業務委託する形にて運用を行う為に調整しているところであります。
当該施設が本格運用を開始した後には、受け入れた犬猫を長期にわたって飼養しながら、新たな飼い主を探すことが可能になるため、多頭飼育崩壊などの事案に対応が可能になることが期待されております。
(3)視察から得られた考察
〇動物愛護管理センターについて
本市においても、多頭飼育崩壊や、飼い主の高齢化に伴い、飼い主が施設に入所することによる、犬猫の飼育の継続が困難になってしまう事例は、決して少なくない事が推察されます。
初日に視察させていただいた札幌市での取り組み事例と合わせて参考にして、上記課題の解決につながる施策の実現について、今後も、調査・研究が必要であると感じられました。

視察の様子