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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
建設委員会
視察先
佐賀県 武雄市
視察案件
西九州新幹線開業に伴う駅周辺整備事業について
実施日
令和5年10月18日
参加者氏名
木村 圭一、酒谷 和秀、水沼 日出夫、
奥沢 裕介、藤原 智子

視察結果概要

(1)視察先の概要
 武雄市は、東経130度1分、北緯33度11分の佐賀県の西南部に位置し、東西19.4km、南北18.4km、面積195.40㎢の杵藤地区広域市町村圏域の中心都市となっています。地勢は、市の北端八幡岳に源をおく川古川、西の黒髪山から流れる松浦川で山内・武内・若木地区の盆地を形成し、また神六山に源をおく潮見川は六角川にそそぎ、川登盆地をつくっています。
 また武雄市の中央を東西に横切って流れる武雄川、武雄・朝日地区を流れる甘久川、朝日地区を縦断する高橋川も橘町北端で六角川に合流して武雄・北方地区の盆地を形成し、白石平野と連なり、土地は肥沃で武雄市の穀倉地帯となっています。

(2)視察内容
 平成30年度に、令和4年度までの期間を定め、西九州新幹線武雄温泉駅開業に向けた魅力創造行動計画を策定しました。行動計画の柱として、(1)武雄温泉駅(新幹線・在来線)高架下空間の整備、(2)駅前広場の整備、(3)回遊性のある観光地づくり、(4)広域観光地と協力、(5)情報発信の強化、(6)定住促進、を掲げ、武雄温泉駅及び周辺整備事業を行ってきました。
 なかでも、在来線の高架下空間については、みんなのアイデアで、「つかう」から「つくる」をコンセプトに、ドッグランやスケートボードができる場にしたりなど、イベントに合わせた活用を行っていました。
 また、武雄温泉駅南口駅前広場については、イベント広場と交通広場に分かれており、イベント広場はリビングのように居心地がいい「まちのリビング」をコンセプトにしており、御船山の自然を継承する歴史に学び、水景を取り入れ、武雄盆地をイメージした憩いの空間となるデザインにしています。日よけができるシェルターやベンチ、Wi-Fiを完備し、ちょっとした休憩だけでなく、学びやビジネス、遊びなどさまざまなシーンで利用されています。夜は、影絵を映し出すライト、コンタにはライン照明などの光の演出をし、夜でもにぎわいがある空間になっています。
 交通広場には、一般降車場、身体障害者乗降場、タクシーのりば、バスのりば、駐車場、バス待機場を設置し、バス乗場には公共交通の利便性向上の一環として、「スマートバス停」を導入し、複数のバス事業者が運行する交通情報を1台のバス停、デジタルサイネージに統合しています。
 今後の展望については、新幹線の高架下空間の活用や旧市役所跡地の活用を検討し、誰もが集まれる駅前広場にしていきたいとのことでした。

(3)視察から得られた考察
 武雄温泉駅南口駅前広場は、子供たちが元気に遊んでいる姿や日常的に学生が勉強する風景、大人が少し休憩するための憩いの空間がある場として、大変重要な場所になっていると感じることができました。駅前広場に集まっていただくことにより、地域の交流も増え、活気のあるまちであることが分かりました。
 春日部市も現在、北春日部駅周辺地区土地区画整理事業に取り組んでおり、駅を中心とした利便性の高いまちづくりを目指しています。今回の武雄温泉駅周辺整備事業を参考にし、春日部市の魅力あるまちづくりを行っていきたいと思います。

視察の様子
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