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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
次世代 かすかべ!
視察先
岐阜県 岐阜市
視察案件
岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ”について
実施日
令和5年7月12日
参加者氏名
小久保 博史、河井 美久、吉田 稔、伊藤 一洋、阿部 雅一、奥沢 裕介

視察結果概要

(1)視察先の概要
 令和5年6月1日現在でのデータでは、人口401,452人(男 191,843人、女 209,609人)で、世帯数は186,110世帯である。面積は203,60Ku。市制施行は明治22年7月1日、平成8年4月1日に中核市に指定された。織田信長公によって「岐阜」の名を全国に広められた。市の木はつぶらじい、市の花はサルビア。
 金華山と長良川のもつ美しい自然にはぐくまれてきた伝統をうけつぎ、市民相互のつながりを強め、自由と平和を尊ぶまちをきずくとした、市民憲章が制定されている。

(2)視察内容
 「子どもを取り巻く様々な課題を解決する事が、あらゆる社会課題の突破口となる」という、こどもファーストの理念のもと、0歳から20歳までの子ども・若者に関するあらゆる悩みや不安の相談への対応に取り組んでいる「岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ”」を視察致しました。
 “エールぎふ”では、社会の変化に伴って子どもや若者に関する問題の複雑化・多様化に対応するため、支援を必要とする子どもや若者はもとより、その家族や教師なども含めたあらゆる悩みや不安も、小児科医・臨床心理士などの専門家、岐阜県警察・岐阜市教育委員会などの関係機関と連携し、ワンストップ(関連する手続きの窓口の一本化)で総合的かつ継続的に支援しています。就学児童の1割、約800名が当センターを利用しています。
 相談者の自律的な問題解決に向けて、抱える課題を丁寧に整理して環境を整えるための支援策は、子どもの発達段階に応じて多岐にわたり、ことばや心身の発達の遅れ、友だちとの遊びが苦手な乳幼児への発達支援、不登校・集団への不適応・学力不振・ヤングケアラー、児童虐待などの問題に対する支援、若者への包括支援として自己理解を深めるための相談・支援などがあります。特に、昨今頻発している児童虐待については、取り組みによって発見数が、令和3年から令和4年にかけて倍増しました。

(3)視察から得られた考察
 岐阜市役所福祉部、岐阜市教育委員会、岐阜県警察などの各関係機関がワンストップで、総合的・横断的に連携する環境が整っており、問題の早期発見及び早期解決に繋がっている。
 教育・福祉・安全(防犯)が一体となっている体制づくりは、前市長と現市長のリーダーシップによるところが大きい。

視察の様子
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