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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
次世代 かすかべ!
視察先
滋賀県 彦根市
視察案件
メタバースの利活用に関する取り組みについて
実施日
令和5年7月11日
参加者氏名
小久保 博史、河井 美久、吉田 稔、伊藤 一洋、阿部 雅一、奥沢 裕介

視察結果概要

(1)視察先の概要
 彦根市は、琵琶湖北東部に位置し、東西24.24km、南北19.14km、総面積は196.87㎢(内琵琶湖分98.59㎢)を有しています。
 琵琶湖と鈴鹿山系に囲まれ豊かな自然に恵まれた彦根市は、江戸時代に彦根藩35万石の城下町として本格的な歩みを始め、現在に至るまで歴史的、文化的な風情を色濃く留めるとともに、中世から近世にかけての貴重な歴史遺産が今なお、数多く存在しています。
 歴史的遺産を継承した最も有名な一例として、全国的に有名なマスコットキャラクターの1人である「ひこにゃん」が観光の目玉の一つとして活躍しています。
 「ひこにゃん」のデザインは、彦根藩の二代目藩主を落雷被害から救ったと言い伝えられている白い招き猫が、歴史的財産である「井伊の赤備え」のカブトを被った姿をモチーフにしており、愛くるしい姿で、老若男女を問わず多くの人を癒しています。

(2)視察内容
 彦根市は、「元素騎士オンライン」を運営している民間企業と提携し、これから様々な事業を展開しようとしている。
 具体的には、仮想空間に滞在し、その空間内にて利用者が受けられるサービスの総称をメタバースと言い、メタバース空間を介して、ふるさと納税、観光振興、メタバース企業の誘致など、自治体の自主財源の確保に向けた先進事例を推進している、一例として、元素騎士オンラインメタバースの土地の提供を彦根市が受けその土地を「彦根ランド」と名づけ、そこに彦根城と城下町を建築し、彦根市の観光資源やひこにゃんの海外への展開、専門学校、企業の誘致・文化財のデジタルでの利活用を進めていくとともに、収益を生み出すような事業を行う予定である。

(3)視察から得られた考察
 少子高齢化、人口減少により、本市も近隣の他市同様、税収は減少傾向になる事が予想されている。
 また、市内の7割の面積が市街化調整区域であり、後継者などの担い手がおらず、農業経営の継続が困難な地域もある中、開発の規制が年々厳しくなっており、自主財源の確保が困難になっている。
 そのような現状を踏まえ、仮想空間と言う、現在は未開の地に、本市も進出する事は、自主財源の確保や文化財の保護、利活用などの選択肢の幅を広げる施策として、本市でも参考にし、取り入れていく価値は十分ある事業であると感じた。

視察の様子
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