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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
北海道 釧路市
視察案件
生活保護自立支援プログラムについて
実施日
令和5年7月6日
参加者氏名
栗原 信司、荒木 洋美、鈴木 一利、木村 一、藤原 智子、中村 貴彰

視察結果概要

(1)視察先の概要
 釧路市は、人口15万9千人、北海道では人口が6番目に多く、面積は1.363kuで、道内3番目に広く、春日部市の約20倍の面積の広さがあります。明治13年に釧路戸町役場が置かれ、平成17年に実施した最後の合併で、釧路市・阿寒町・音別町と合併し、現在の釧路市となっています。場所は、北海道東部に位置し、北は阿寒岳、南は太平洋に囲まれ、街の中心から北上すれば、国立公園の湿原や湖がある地域です。また、秋から冬にかけて、東京や札幌よりも晴天の日が多い地域で、農業・林業・水産業に加え、食品加工業、石炭鉱業、観光業を中心に、発展してきた街で、特に水産業においては、鰯の漁獲量が日本でも有数な地域となっております。現在は、物流を支える空港・港・鉄道に加えて、高速道路網が延伸された事で、物流・観光がもたらす波及効果が期待されており、それに合わせて、都市経営や機能の向上を目指すための人材育成に力を注いでおり、都市機能向上を重点戦略と定めて、街づくりを進めている都市です。

(2)視察内容
 釧路市の生活保護自立支援プログラムの詳細について、学ばせて頂いた。
釧路市の生活保護自立支援は、単に、就職に結びつけて経済的自立を図る為の自立支援ではなく、3つの自立という考えの元、保護自給者に対して、それぞれの自立ができる支援が実施されている事を学ばせて頂いた。
 3つの自立支援とは、一つは日常生活の安定、二つ目には地域への参加、三つ目には就労の継続。この3つの内、相談に来た方が、どの次元での自立支援が必要なのか明確にし、相談者にあった自立支援が行われており、良い取り組みであると勉強させられた。

(3)視察から得られた考察
 様々な理由で、生活保護になってしまう方々がおられます。その中には、本来は、生活保護は受けたくないけど、受給せざる得ない方や、そもそもの生活自体の自立ができなく受給者になってしまうケースなど、100人いれば、100通り理由が違うのも事実です。
 今回の釧路市での取り組みは、相談者が、今どの段階で立ち止まっているのか、正確に把握して、その問題となっている課題について、適切な行政支援に繋げてあげ、最終的に自立ができているかどうかまでを、見守るところまで、丁寧に実施しされており、斬新的で、先進的な取り組み内容であった。本市の生活保護支援の在り方についても、良い部分は反映していきたいと思われた。

視察の様子
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