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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
北海道 根室市
視察案件
北方館について
実施日
令和5年7月5日
参加者氏名
栗原 信司、荒木 洋美、鈴木 一利、木村 圭一、藤原 智子、中村 貴彰

視察結果概要

(1)視察先の概要
 根室市は、人口2万3千人、北海道の最東部に位置する地域で、今から約330年前の元禄元年に開拓が始まり、明治2年以降の開拓使ら130人によって基礎が築き上げられました。その後、北海道三県の一つとして、根室県庁が設置されて更に開拓が進み、周辺が海に囲まれていることから、カニ・昆布・鮭などの水産業を中心に発展し、明治33年には、道東一の活状となりましたが、昭和20年の戦災により、大半を焼失し、さらには北方領土をロシアに不法占領され人口も減り、一時は、経済・産業も危ぶまれたが、水産業で立ち直り、我が国有数の水産都市として発展。昭和32年以降は、根室町・和田村・歯舞村との合併編入を行い、同年42年には人口4万9千人を超えたこともありました。また、歴史上から、北方領土返還要求運動の原点の地として、日ロ領国の平和条約が早期に締結されるよう全国へ強く発信されている都市です。

(2)視察内容
 北方館は、返還運動の拠点としている施設で、北方四島在住のロシア人との交流拠点として、次世代を担う青少年を含め、多くの幅広い日本人とロシア人に、両国の自然・文化・歴史を紹介し、両国の和平や啓発を行って拠点としている。また、市内には、その他にも、返還運動拠点として、北方四島交流センターや北方領土資料館等の様々な施設があり、地域住民達が、北方領土返還について強い意思の中で、ロシアとの和平や、平和的外交をについて、一丸となっている事について、改めて学ばせていただきました。

(3)視察から得られた考察
 地域住民が一体となって北方四島について考える事によって、少しずつではあるが、これまで平和的交流に繋がって来ている事が伺えた。現在は、新型コロナや、ウクライナ戦争問題により、交流については大変に厳しい状況となっている。現在、北方四島を返還されていない。今日では、根室市から約2海里(3.7km)先は、現在戦争を行っているロシアの隣国であり、漁業においては、海岸より約1海里(1.852km)先を超えての通常の漁業活動はできませんが、政府によって時期や範囲等を決めての漁業活動は、再開してきておりました。今回の訪問で、平和的外交が如何に大切かが思い知らされた。特に大変な、今日の状況だからこそ訪問して見えた課題があった。本市においても、平和を願い春日部市非核平和都市宣言している都市だからこそ、平和的交流の重要性について次世代に繋げて行かなければいけない事について、積極的に取り組んで行かなければいけない事を考えさせられた。

視察の様子
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