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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
佐賀県 佐賀市
視察案件
佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館について
実施日
令和4年10月5日
参加者氏名
栗原 信司、荒木 洋美、鈴木 一利、木村 圭一、藤原 智子、中村 貴彰

視察結果概要

(1)視察先の概要
 佐賀市は人口約23万人、春日部市と同規模の市です。面積は春日部市のおよそ7倍近くの432㎢。広大な土地には大豆畑がひろがります。
 平坦な街ということと海が近いこと、満潮時と干潮時の差が激しいことから浸水被害などが危惧されるようです。古くからの歴史、伝統がある反面、バルーン競技なども盛んで新旧入り交じった活気のある町です。
 海が近いことから港湾の要素をもち、歴史的には西欧諸国からの帆船などの修理などを行うとともに、国内として初めての大型帆船の建造を行うなど江戸時代から昭和に至る時期に大変に重要な意義ある町です。
 そこで三重津海軍所跡は世界文化遺産として認定されています。

(2)視察内容
 三重津海軍所跡は、幕末に佐賀藩が洋式船による海軍教育を行うと共に艦船の根拠地としての機能を有することから技術の導入や人材育成的な意味合いをこめ作られた施設です。
 その中心人物である佐野常民氏の功績を学ぶと共に、歴史遺産への登録となった敬意などについて学ばさせて頂きました。

(3)視察から得られた考察
 この施設は平成17年に始まった「九州近代化産業遺産の保存・活用」という観点で取組が始まりました。その後、文化庁から世界遺産暫定一覧に追加されたことから発掘調査が始まり、地域を巻き込んだ保全管理、地域の美的な取り決めなど広範囲な住民、町会を巻き込んだものとして指定されるようになりました。 
 春日部市においても神明貝塚が国の史跡に認定されたことから、管理運営などの観点から種々学ばさせて頂いた所ですが、大きな志を抱いた中心者の活躍とそれを理解し、支える地域住民との連携がとても重要なことであると認識を新たにさせて頂きました。

視察の様子
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