各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 日本共産党
- 視察先
- 長野県 長和町
- 視察案件
- 「黒耀石体験ミュージアム」について
- 実施日
- 令和2年2月12日
- 参加者氏名
- 松本 浩一、並木 敏恵、卯月 武彦、坂巻 勝則
視察結果概要
(1)視察先の概要
長和町は長野県のほぼ中央に位置し、87万年前の噴火で出来た黒耀石の産地で、 旧石器時代には割れ口が鋭く加工しやすい黒耀石を求めて人々が集まり、棲み暮らしてきました。
一帯には黒耀石の掘り出し・加工・流通に関係した遺跡が数多く残されており、矢じりなどの石器に加工された黒耀石は、全国各地に持ち運ばれました。
人口 6,088人(2019年4月現在)
世帯数 2,650世帯(2019年4月現在)
面積 183.86㎢
(2)視察内容
星糞峠の黒耀石縄文鉱山は2001年に国の史跡に指定され、町では歴史遺産の調査・研究、保存・活用を目的に「黒耀石体験ミュージアム」を2004年に開設しました。
発掘調査が続けられる遺跡の中のミュージアムとして、隣接する明治大学黒耀石研究センターと共同で調査・研究を続けています。
また、自然の素材から、様々な道具を作り出した縄文人の知恵を学ぶことを目的に、石器づくりや、勾玉づくりなどの、体験学習も行っており、 2018年度は16,000人が訪れました。
【建設費】
施設建設費 402,459,750円
外構工事費 54,778,500円
合計 457,238,250円
【運営費】
歳出(主に人件費) 29,892千円
歳入 13,031千円 来館者数16,651人
〇今後の課題
@ 継続的な調査研究
A 人材育成
B 教育連携と地域振興との関わり
(3)視察から得られた考察
遺物の展示だけでなく、遺跡の調査・研究に力を入れており、体験学習などを通じて、楽しく分かりやすく利用者に伝える工夫がありました。