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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
厚生福祉委員会
視察先
大分県 大分市
視察案件
ホルトホール大分について
実施日
令和元年10月23日
参加者氏名
水沼 日出夫、山口 剛一、並木 敏恵、鬼丸 裕史
滝澤 英明、永田 飛鳳、栗原 信司、中川 朗

視察結果概要

(1)視察先の概要
 大分市は、大分県のほぼ中央、扇状県域の要に位置し、南は臼杵市及び豊後大野市、西は別府市、由布市及び竹田市に接しています。地勢は、北は別府湾、東は豊後水道に面しており、西から南にかけては、高崎山をはじめとしたみどりの山々が連なり、これらを縫うように大野川、大分川が南北に還流しながら別府湾に注いでいます。気候は、瀬戸内気候区に属し、温暖で比較的降水量も多く、自然条件に恵まれた地域です。
 平成9年4月に中核市に指定され、平成17年1月には、佐賀関町、野津原町を編入し、今では人口47万人を擁する東九州の中核都市として発展しており、「大分駅周辺総合整備事業」が進展する中、今回視察したホルトホール大分や駅ビル「JRおおいたシティ」、県立美術館OPAMがオープンするなど、新しい大分として大いなる変貌を遂げています。

(2)視察内容
 ホルトホール大分は、「大分市複合文化交流施設整備事業」として、平成19年3月に基本構想を策定し、21年12月に事業契約の締結、22年1月から25年3月まで設計・建設が行われ、同年7月から供用開始となったものです。
 この複合施設は、大きく分けて文化、教育、情報、福祉、健康、産業、交流にぎわいの7つの機能があります。厚生福祉委員会所管の福祉、健康の分野における具体的な施設としては、障がい者福祉センター(体育室、ウォーキングプール、福祉用具展示相談室・体験室)、健康プラザ(トレーニングルーム・キッチンスタジオ・ヘルスアップルーム)、シニア交流プラザ、子育て交流センター(中央こどもルーム、にこにこルーム、子育て情報サロン)、ひとり親家庭支援プラザ、保育所など、多くの機能があります。運営にあたっては、市の直営、委託、指定管理者による管理と個々の施設の状況に見合った方法で行っています。
 施設整備にあたっては「人と文化と産業を育み、創造、発信する新都心拠点」を基本理念とし、福祉、健康の分野における基本方針として、「コミュニティのふれあいを高める福祉の大分の暮らし拠点づくり」「若い世代から高齢者まで、誰もが参加できる学舎づくり」を掲げ、業務を行っています。
 視察においては、最初に大分市役所で設立経緯や事業全体の概要について説明を受け、その後現地に移動し、個々の施設の状況等、直接担当者から説明を受けました。

(3)視察から得られた考察
  ホルトホール大分は、前述の「大分市複合文化交流事業」と併せて、「大分駅付近連続立体交差(鉄道高架)事業」や「大分駅南土地区画整理事業」を包含した「大分駅周辺総合整備事業」の一環として整備が行われたもので、地上5階、地下1階で延床面積が36,904.66uと非常に大きなものとなっており、スケールの大きな事業との印象を受けました。個々の施設の中では、子育て交流センターにおける中央こどもルームの面積が特に広く、ゆとりを持った自主的な遊びができ、のびのびと成長することができる環境が整備されているとの印象を受けました。
 本市においては、市民が健やかに暮らすことができるように、また、まちの賑わいの創出に資するよう鉄道高架事業で生まれる高架下の有効活用策として検討するに値するものと考察します。

視察の様子
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