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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
北海道 北見市
視察案件
「病児・病後児保育」について
実施日
令和元年7月12日
参加者氏名
河井 美久、山崎 進、滝澤 英明、鬼丸 裕史、金子 進、佐藤 一、水沼 日出夫、石川 友和、榛野 博

視察結果概要

(1)視察先の概要
 北見市は平成31年4月現在で、人口116,944人、世帯数61,370世帯、市の面積は1,427.41㎢になります。
 豊かな支援環境や多彩な地域資源に恵まれ、肥沃な大地と豊かな海に育まれた生産量日本一の「たまねぎ」や日本有数の水揚げ量を誇る「ホタテ」をはじめとする農林水産業を基礎にオホーツク地域の産業・経済の中核都市として発展してきており、オホーツク圏の中心・人の集まる地域です。また、常呂は海と湖に囲まれた地域で、カーリングで最近では有名になり、日本最大級の通年型カーリング場があります。

(2)視察内容
1 事業実施までの経緯
 平成27年から実施された「子ども・子育て支援新制度」に係る「市町村子ども・子育て支援事業計画」策定のため、就学前児童や小学校児童を有する保護者や妊婦さんに、「子育て支援に関するニーズ調査」を実施したところ、約4割の方が、「病児・病後児保育の充実」を要望されたため、病児保育事業の拡充を目指し平成30年から事業を開始しました。
2 事業概要について
 市内の既設の保育園が老朽化していたため、建て替えと新設で病児保育施設を行い、本事業を開始しました。
 2つの施設は、一つはクリニックを併設した病院併設型、もう一つは看護師のみで保育所付設型になります。利便性を高めるために、利用者はスマホからの予約・キャンセルが可能で、このシステムは利用者からも好評であり、導入側からすれば、システムの維持管理料が非常に安価に導入することができたとのことです。
 現状は、朝7時半から夕方18時までの運営時間で、夜間での対応は現在のところ未定であるとのことです。
3 今後の課題について
 概ね利用者からの評判はよく、利用者の身体的・肉体的負担を軽減することができ、当初の目的に効果を出していることが理解できます。
 ただ、事前登録が17時半までになっておりますが、就労などの事情により、間に合わない時があるとの相談もあり、週一度、受付時間を1時間ほど試験的に延長して対応しているとのことです。
 各施設の利用者数については、病院併設型のほうが多く、偏りがあることから、今後、利用者からのアンケートをとり、より利用しやすい環境整備を進めていくとのことです。また、事業開始後、期間も短いことから、事業を十分に知らしめていないので、更なる周知活動を進めていかれるとのことです。

(3)視察から得られた考察
 本市においても、子育て日本一を目指す一環で、複合型子育て支援施設整備事業を進めております。子育て世代の悩みを軽減させることで、若い世代の方に春日部を選択してもらえるような環境整備を目指しております。この事業は北見市だけでなく、本市でも同様に悩まれていると考えられます。
 利用者目線で、予約システムは若い方がスムーズに扱いやすいスマホを利用しており
ます。細かなところから運営など、多くを本市に落とし込みが可能に思われます。
 北見市の事例は、更なる検討を進め、本市に合わせて改良していくことで、心強い事
業になると思われます。

視察の様子
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