各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 新政の会
- 視察先
- 広島県 広島市
- 視察案件
- 「広島駅周辺地区整備」について
- 実施日
- 平成30年12月17日
- 参加者氏名
- 河井 美久、山崎 進、会田 幸一、滝澤 英明、鬼丸 裕史、金子 進、佐藤 一、水沼 日出夫、石川 友和、榛野 博
視察結果概要
(1)視察先の概要
広島市は広島県の西部に位置し、広島湾に面しており人口約120万人を有する政令指定都市であります。
東京都とは、鉄道距離で約895q、大阪市は約338q、福岡市は約282qの位置にあります。
市域内の平地の大部分は、太田川流域に形成された沖積平野からなります。可部から祇園付近までの平野は、主に太田川氾濫原により形成されていますが、三篠付近からは太田川三角州が開け、平和大通り付近から広島湾の範囲は、干拓や埋め立てによって人工的に陸化された地形で、地盤が海水面より低いゼロメートル地帯が存在しています。
広島市の気候は温暖で降水量が少ない、いわゆる瀬戸内気候区に属しています。月平均気温は、1月5.2℃、8月28.2℃、年平均は16.3℃と比較的温暖です。
(2)視察内容
1 広島駅新幹線口地区
若草町地区においては、市営若草住宅の建て替え完成により、遊休地化した土地の有効活用を図り、敷地の整地化や不燃化による安全なまちづくりを進めるため、個人施工方式による市街地再開発事業を実施し、平成22年に再開発ビルが完成しました。未利用の国有地とJR西日本の施設などが存在する二葉の里地区においては、土地区画整理事業により都市基盤整備を行うこととともに、具体的な土地利用方針や開発誘導方策等の検討を行うことで、民間主体の計画的な開発を誘導し、広島駅南口と一体となった広島市の陸の玄関口にふさわしい地区に再生する必要があるとの事です。
2 広島駅南口地区
広域交通ターミナルである広島駅に隣接した重要な位置にありながら、老朽建物が密集し、効率的な土地利用がなされていなかったBブロック、Cブロックにおいて、市街地再開発事業の実施により、土地の不燃化と土地の高度利用による商業・業務機能の集積を進め、都市機能の充実・強化を図るとの事です。
(3)視察から得られた考察
広島駅周辺の再開発事業はいくつかのブロックに分かれて事業が行われた経緯があり、当初Cブロックの市街地再開発事業に関しては後ろ向きでしたが、周りが徐々に賑わいだし、Cブロックでも再開発事業に着手する経緯があったようです。
広島駅も春日部駅と同様に在来線の線路で南北が分断されていました。以前から自由通路はあったそうですが、薄暗い、狭いなどの意見があり、こちらもリニューアルされていて南北の往来が大変にしやすくなったと大好評だそうです。
また、再開発事業には多くの民間企業が参入していました。
春日部駅付近連続立体交差事業を行うことで、東西の自由な往来だけでなく、駅周辺の街づくりに多くの民間企業が名乗りを上げてもらえるような魅力的な春日部になるように今後とも色々な角度から考えて、賑わいの創出に繋げていかなければならないと感じました。

視察の様子