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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
厚生福祉委員会
視察先
長野県 上田市
視察案件
健幸都市の実現に向けた取り組みについて
実施日
平成30年10月15日
参加者氏名
水沼 日出夫、山口 剛一、並木 敏恵、鬼丸 裕史、滝澤 英明、永田 飛鳳、栗原 信司、中川 朗

視察結果概要

(1)視察先の概要
 上田市は、平成18年3月に上田市、丸子町、真田町、武石村が新設合併で誕生した長野県東部の中核都市です。市域面積は552平方キロメートルで海抜456メートル、人口は、平成30年11月1日現在、158,304人となっています。
 佐久盆地から流れ込む千曲川が市の中央を流れており、これに周囲の山々を源流とする依田川、神川、浦野川等が合流し、長野盆地へと流れていきます。標高400メートルから800メートルの河川沿いに広がる平坦地や丘陵地帯に市街地や集落が形成されています。
 観光地として全国的にも有名となっていますが、現在は、更に集客力を高める取り組みを行うとともに、輸送関連機器や精密電気機器を中心とする製造業にも注力する等、地域経済の活性化を図っています。

(2)視察内容
 上田市は、糖尿病や血糖値の高い人、メタボリックシンドローム該当者やその予備軍が国や県と比較して多いという健康上の課題があることから、健幸都市(スマートウェルネスシティ)を目指し、平成27年度から「健康幸せづくりプロジェクト」と銘打ったさまざまな健康づくり事業を展開しています。
 具体的には大きく6つの施策があり、「@子どもの健康づくり支援の体制強化」では、親子健康教室や学校・保育園と連携した個別指導の実施。
 「A若い世代からの健康づくり支援の推進」では30代健康診査や二十歳(はたち)無料歯科検診の実施。
 「B楽しみながら続ける健康づくり支援の構築」では、健診やイベント、ウォーキングによりポイントをため、希望の特典と交換する健康づくりチャレンジポイント制度の実施。
 「Cウォーキング等による身近な地域での健康づくり支援の推進」では関係団体と連携した健幸ウォーキングの実施。
 「D科学的根拠に基づいた健康づくり」では体組成計による身体機能測定やハイリスク者を対象とした各種健康づくり事業の実施。
 「E運動週間と地域コミュニティの活性化」では、〜朝から健幸〜あたま・からだ元気体操事業の実施等さまざまな事業を展開しています。

(3)視察から得られた考察
  「健康づくり」には、健康寿命を延ばすという主要な視点があり、一般的には高齢者向けの事業が多いイメージがありますが、上田市の健康(幸)づくりの取り組みは、こどもや若い世代に対する支援に注力している点において特色がありました。
 また、今回の視察地「ひとまちげんき・健康プラザうえだ」は、健康づくりと子育て支援の2つの機能を有した複合施設で、それぞれが連携を図りながら事業を展開しているため、多くの市民の来訪がありました。また、当該敷地は中学校の跡地で、隣のスーパーもその中学校の跡地であり、周囲も住宅地であることから、複合施設を中心とした地域の活性化が創出されているものと察します。
 本市においても上田市の特色ある取り組みは、今後の健康づくり事業の展開に際し、大いに参考になるものと考えます。
 

視察の様子
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