各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 日本共産党
- 視察先
- 山形県立こども医療費療育センター
- 視察案件
- 児童発達支援センターについて
- 実施日
- 平成30年7月10日
- 参加者氏名
- 松本 浩一 並木 敏恵 卯月 武彦
大野とし子 今尾 安徳 坂巻 勝則
視察結果概要
(1)視察先の概要
山形県上山市(人口約3万人)には、障害児(者)の多様化するニーズに対し、総合的な療育サービス提供を目的として「こども医療療育センター」が山形県の施設として設置されています。県内5カ所の児童発達支援センターのうち県直営でおこなっているのは、上山市の施設だけです。
(2)視察内容
外来・リハビリ・入所施設・ショートステイ・生活介護・発達障害者支援センター部門などと連携して、医療型・福祉型の児童発達支援センター(それぞれ定員30名)が設置されています。福祉型では、言葉や発達に偏りや遅れのある乳幼児が対象です。医療型は、からだの発達に遅れのある乳幼児、「重症心身障害児」も対象となっています。総合施設として医師・看護師・保育士や理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が分担・連携して対応しています。
(3)視察から得られた考察
春日部市でも児童発達支援センターが2021年度から新施設として移転新築予定です。理学療法士などの専門職員の配置も予定されており、新施設では、母子通園事業をはじめとして、障害の重い子どももケアできる体制はできます。「この世に生まれた命はかけがえのない大切な存在」。この山形県の施設運営の理念に学ぶべきです。重症心身障害児の受け入れの検討を行うべきです。

視察の様子