各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 公明党
- 視察先
- 新潟県 佐渡市
- 視察案件
- 情報共有システム「さどひまわりネット」について
- 実施日
- 平成30年7月31日
- 参加者氏名
- 中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一
視察結果概要
(1)視察先の概要
佐渡市における現在の農業は、米作りが中心で、約65万人分相当の生産量を誇っています。その他、柿や干し椎茸作りの盛んであるとともに、加工品では味噌が有名です。また、漁業ではイカやブリが知られています。
人口 55,798人(平成30年8月1日現在)
面積 855.66Ku
(2)視察内容
佐渡市は、東京23区の約1.4倍の面積に、現在約56,000人が在住していますが、島内の少子高齢化は顕著で、特に高齢化率は41%に達しているにもかかわらず、診療所の偏在、医療、介護系事業者の人材不足、交通手段の乏しい地域の存在など多くの課題を抱えている状況です。
こうした状況を背景に、佐渡の医療・介護関係者が連携し、患者の診療情報や薬剤処方情報、CT画像などを、ICTを活用して共有・閲覧し、患者対応における連携を目指したネットワークシステムが「さどひまわりネット」です。 ●情報共有システム「さどひまわりネット」について
1.事業概要について
2.予算について
3.市内施設の参加率について
4.システム導入の効果について
5.今後の展開及び課題等について
(3)視察から得られた考察
「さどひまわりネット」は、医療関係者、介護関係者、行政などをプレーヤーとした多職種連携ツールとして構築されています。
このようなネットワークは、薬剤の重複処方の発見や不必要な検査を省くことができるなど、医療費抑制にもつながるのではないかと考えます。
本市においても、高齢化の進展に伴い、医療費のさらなる増大が見込まれるとこから、医療費抑制の観点からも非常に参考になるものと考えます。