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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
建設委員会
視察先
愛知県 岡崎市
視察案件
中心市街地における水辺を活かしたまちづくりについて
実施日
平成30年1月11日
参加者氏名
栄  寛美、水沼 日出夫、坂巻 勝則、
卯月 武彦、会田 幸一、蛭間 靖造、武 幹也

視察結果概要

(1)視察先の概要
 愛知県のほぼ中央に位置し、東部、北部の丘陵地と、まちの中心を流れる矢作川、乙川が素晴らしい景観をつくり出しています。
 徳川家康公生誕の地、三河武士発祥の地として歴史と伝統を持つまちで、古くから西三河の中心都市の役割を果たしています。
 味噌、石製品、花火などの伝統産業とともに、最近では自動車関連、化学、繊維工業が盛んで、農、工、商の調和のとれたまちとして発展を続けています。
 東名高速道路の開通、都市再開発事業、広大な土地区画整理事業など、都市近代化への基盤整備を行い、西三河地方の中心都市として発展を続け、平成15年4月に中核市へ移行しました。また、平成28年7月1日に市制施行100周年を迎えました。

(2)視察内容
 中心市街地の空洞化対策や公共資産の積極的な利活用がされるよう、乙川リバーフロント地区整備事業により、河川や河川に沿った道路、橋りょう、そして各拠点を結ぶ主要回遊動線の整備が行われています。
 整備を進めている地区は、かつての岡崎城の堀や石垣などで築かれた「総曲輪/廓(くるわ)」と重なる部分が多いことから「くるわ」というネーミングが生まれ、また、動線が「Q」の字に似ることから、「QURUWA」と表記されています。さらに、岡崎に人が「来るわ、来るわ」という意味も込められていると伺いました。
 さらに、平成27年3月30日には「乙川リバーフロント地区かわまちづくり」の計画が、愛知県管理河川で初の国土交通省かわまちづくり支援制度に登録されました。
 この制度により、河川敷地占用許可準則に基づく都市・地域再生等利用区域に指定され、営業活動を行う事業者等による都市および地域の再生等に資する河川敷地の利用が可能となりました。
 そして、エリアの価値を高める新しいコンテンツを生み出す「リノベーションまちづくり」、まちなかの水辺空間を日常的な暮らしの舞台にする「かわまちづくり」、岡崎城をはじめ、歴史、文化的資源を現代価値化する「歴史まちづくり」、魅力を磨いて誇りと愛着を育み、地域資源を活かして稼ぐ「観光まちづくり」の4つの主要なまちづくりを組み合わせ、集積させていくと伺いました。

(3)視察から得られた考察
 面積や人口等は違っていますが、春日部駅東口周辺や大落古利根川と共通するところが多くある岡崎市のまちづくりは非常に魅力あるものでした。
 本市においても、道路や公園など、都市機能の計画的な整備や維持管理を適切に行い。さらに、春日部駅周辺や地域の中心となる各駅周辺の整備を推進するとともに、計画的な土地利用や便利に利用できる公共交通ネットワークの形成を図ることで、にぎわいのある快適なまちをつくることを目標にしていますので、参考となるものは参考とさせていただき、まちづくりをしていきたいと考えます。

視察の様子
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