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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
民進党
視察先
岩手県 北上市
視察案件
あじさい型スマートコミュニティ構想モデル事業について
実施日
平成29年10月27日
参加者氏名
矢島 章好

視察結果概要

(1)視察先の概要
 北上市は平成3年4月1日、北上市、和賀町、江釣子村の3市町村が合併し、面積437.55ku、人口8万3千人余りを擁する県下第2の都市として誕生した。現在では9万2,959人(平成29年4月末日現在)となり、人口は合併後順調に増加していた。国勢調査人口を見ると、平成17年の9万4,321人をピークに合併後初めて減少に転じ、平成22年には9万3千138人となった。平成27年には 9万3,511人と再び増加に転じたものの、ピーク時の人口を下回っており、全国や岩手県と同様に人口減少時代に突入していると言える。こうした状況ではあるが、製造事業所従業者数、製造品出荷額等、農業産出額は県内上位にあり、農業と工業のバランスのとれた活気ある都市として全国的にも注目を集めている。当地域は古くから交通の要衝として栄えてきた地域である。
 岩手県のほぼ中央、北上盆地の中ほどに位置し、市本庁舎付近は東経141度7分、北緯39度17分2秒である。盛岡市へは約45q、仙台市へは約138q、秋田市へは約107q、東京には約490qである。
 地勢は、中央部に平野が広がり、東部が北上高地の丘陵地、西部には奥羽山脈の山々が連なる。平野部の東端を南流する北上川と市の中央部を東流する和賀川が合流し、田園地帯を潤す。
 標高は、平野部で約50〜200m、東部丘陵地で約200〜400mである。
 東日本の太平洋側の気候区に属しているが、奥羽山系と北上山系に挟まれているため内陸性の気候の特性である。日本海側の気候の影響を受けやすく積雪量も比較的多い。

・人口:92,886人(平成29年8月31日現在)
・市域面積:437.55ku

(2)視察内容
@実施に至った経緯について
A事業の概要について
B今後の課題等について

(3)視察から得られた考察
 北上市では、東日本大震災時、エネルギーや社会インフラの脆弱性に直面した経験を踏まえて、自立・分散型のエネルギーを地域防災拠点に整備する必要性を認識し、再生可能エネルギーを有効活用することで災害に強く、自立的かつ持続可能な北上市版「スマートコミュニティ」の構築に向け、経済産業省のスマートコミュニティ導入促進事業を活用して、平成24年度から「北上市あじさい型スマートコミュニティ構想モデル事業」に取り組んでいます(事業期間:平成24〜27年度)。
 北上市が持続可能な都市のかたちとして掲げる「あじさい都市」を、環境・エネルギー面、防災面から具体化するための事業であり、 「あじさい都市」とは、都市を構成する地域コミュニティごとに歩いて移動できる範囲に生活を支える都市機能を集中させながら、都市全体を支える核や他地域と連携・共生していく都市のあり方で、都市を構成する地域コミュニティをあじさいの花にたとえ、それぞれの地域が独自の資源を活かして自立した地域として咲き誇り、相互に連携することによって人口減少・超高齢社会にあっても活き活きと持続的に発展できる都市の姿をイメージしたものです。春日部市においても、災害に強く低炭素で持続可能な都市の実現に向けた取り組みの参考としたい。

視察の様子
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