各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 公明党
- 視察先
- 富山県 黒部市
- 視察案件
- 「黒部市新庁舎建設基本構想」について
- 実施日
- 平成29年8月3日
- 参加者氏名
- 中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一
視察結果概要
(1)視察先の概要
黒部市は富山県の東南部に位置する中核都市として発展してきました。北アルプスから富山湾に臨むその高低差は3000mを越え変化に富み清流黒部川の豊かな水や秘境黒部峡谷など類まれな大自然を背景に、YKK株式会社など世界的にも有名な企業が数多く立地しています。2015年には「住みよさランキング」で全国791市中15位の高い評価を受けました。
人 口 40,991人(平成27年国勢調査)
面 積 427.96㎢
(2)視察内容
1.新庁舎建設に至る経緯
2.新庁舎建設基本構想策定までの経緯
3.建設候補地の絞り込みについて
4.入札から工事請負契約までの経緯
5.新庁舎の特色
6.今後の課題
(3)視察から得られた考察
黒部市では昭和53年から新庁舎建設へ向けて基金の積み立てを開始するなど、市を上げて新庁舎建設への意識が高いことがうかがわれます。その中でも市役所は町のシンボルとも言える施設であることから、一人でも多くの市民のコンセンサスを得るためにワークショップを地域別に開催するなど、市民の目線に根ざした施設にしようと取り組んだようです。また、最近、災害などが頻発することから耐震化に優れた施設にすることは勿論、いざという時の備えとして災害対策本部を早急に立ち上げることの出来る会議室づくりや、日常的には市民に親しまれ、身近な憩いの施設となるように癒しの空間を確保するなど工夫が数多く見られました。
春日部市としても本年建設予定地が確定するなど、いよいよ建設へ向けた動きが本格化する中、限られた予算を有効に使うこと、災害対応、市民に親しまれる施設、町のシンボルに相応しい施設となるよう、市民の賢明な智恵と工夫を惜しまずまとめるべきと痛感致しました。

視察の様子