各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 民進党
- 視察先
- 奈良県 奈良市
- 視察案件
- 奈良市立並松小学校の跡地活用について
- 実施日
- 平成29年6月27日
- 参加者氏名
- 矢島 章好
視察結果概要
(1)視察先の概要
奈良時代に平城京が置かれた古都であり、天平文化が花開いた地として知られる。
現在の奈良市は、奈良県の北部一帯を占める広域市で、同時に奈良盆地の北端にも当たる。市東部は大和高原の一部をなし、標高300mから600m級の高地が続く。市街の北は古代に平城山(ならやま)と呼ばれた丘陵地帯で京都府と接している。平城山を越えて山城と通じる奈良坂は古くからの重要交通路の一つ。
市域は東西に広く、(1)東部の山間地、(2)文化財を多数抱え国際観光文化都市としての顔を持つ中東部の市街地、(3)大阪の衛星都市としての性格を持ち住宅地として開発が行われてきた西部と、複数の顔を持ち、同じ市内でありながら地域の雰囲気、住民の指向は違いを見せる。
気候は、瀬戸内海式気候と内陸性気候を併せ持つ。 市街は盆地に位置するため、夏と冬との気温差が大きい。
・人口:359,782人(平成29年6月1日現在)
・市域面積:276.94ku
(2)視察内容
@実施に至った経緯について
A事業の概要について
B今後の課題等について
(3)視察から得られた考察
平成28年度末に廃校した奈良市立並松(なんまつ)小学校の跡地について、民間事業者に貸付、サッカーアカデミーの寮として活用がされております。
当該事業は、有限会社天平フーズが経営している「大和高原ボスコヴィラ」で、世界を目指す高校生のためのサッカーアカデミー「BoscoVilla SoccerAcademy」を開講しており、同アカデミーの寮として閉校後の並松小学校が活用されています。寮生は高校生で、平成29年度から受け入れが始まりました。
同社は本事業を通じて地域行事への参加、地産地消、地域雇用創出等に貢献をすることとし、また、本事業を推進するために、奈良市、並松地区自治連合会、奈良県立山辺高等学校、有限会社天平フーズの4者で協定の締結に至ったということでありました。
本市においても、武里駅から徒歩20分ほどのところにあり、2003年に廃校となっていた沼端小学校では、旧沼端小学校跡地活用事業者提案競技が実施され、その跡地に「かすかべ環境防災研究センター」が開発されることとなっています。
現在、春日部市公共施設マネジメントでは、公共施設の老朽化の進行と更新時期の集中に対応するための取り組み中であり、今後、見込まれる人口減少と財政規模の縮小を見据え、公共施設のあり方を検討するとともに、施設の再配置や有効活用などに取り組み、公共施設を総合的かつ計画的に管理する方向で進められておりますが、取り組みにあたっては、地域住民に十分周知と理解を求め、特に地域の要望をよく聞き、将来住民自身が運営、活用するような仕組みができるようにしていくことが大切であり、民間の力も大事であるが、地域住民と企業の経営方針も十分調整する心構えが必要であると考える。

視察の様子