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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
宮崎県 延岡市
視察案件
新庁舎建設事業について
実施日
平成29年7月13日
参加者氏名
河井 美久  、山崎   進、会田 幸一、滝澤 英明、鬼丸 裕史  、金子   進、佐藤   一、斉藤 義則、水沼 日出夫、石川 友和

視察結果概要

(1)視察先の概要
 延岡市は、宮崎県最北部に位置し、東九州屈指の工業都市、及び県北物産の集散地として発展してきました。
 近年、九州圏広域地方計画における基幹都市圏「延岡・日向都市圏」の中心的都市に位置付けられたことなどを弾みに、「東九州の中心都市」に相応しい都市機能の整備を図るために、各種施策に取り組んできました。
 また、平成28年4月の東九州自動車道の全線開通以来、本格的な「延岡新時代」への幕開けを迎え、佐伯市との「東九州バスク化構想」や、大分県に跨る「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」等、県境を越えた施策等でも積極的に展開しています。
 人口 122,697人(平成29年4月1日現在)
 面積 868.02Ku

(2)視察内容
 1. 新庁舎建設の経緯について
 2. 新庁舎の概要、特色について
 3. 新庁舎建設の検討段階での市民参加について
 4. 総事業費について

(3)視察から得られた考察
 そのような状況の中、新庁舎建設検討の経緯で、それらの中心である市民懇談会においては概ね建設的で、建て替えに前向きな意見が多く、 全体的な方向性が検討段階から整いつつあった点が出色です。それらの様子は、平成22年に市民アンケート調査が始まるやいなや、2年足らずで着工に至っている建設の経緯に表れています。併せて建て替え工事の中で、日々の市民サービス面でもできるだけ支障を来すことの無いよう、エリアごとに時期を分けて工事を行った点など、本市のこれからの庁舎建設基本設計、実施設計に参考とすべき考え方だと思います。
 新庁舎の最大の特色は、災害時インフラの途絶に対しても自律的に機能できる庁舎であるための地震や津波、河川の氾濫に対する十分な安全性の確保が見込める 1、2階の中間層に高度な免震装置が施されている中間層免震構造や、1階床高さが 標高6.2mに施工された高床式建物などに代表される防災能力強化設計で、これからの本市新庁舎設計において注目すべき先進事例と考えます。
 また、新庁舎建設事業費についても、各期別にその都度発注を行うことで工期を短縮し、工事の長期化に伴うインフレスライドの軽減を図る事業方式なども、大いに参考にすべきと考えた次第です。

視察の様子
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