各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 民進党
- 視察先
- 福岡県 北九州市
- 視察案件
- 北九州次世代エネルギーについて
- 実施日
- 平成29年2月8日
- 参加者氏名
- 矢島 章好
視察結果概要
(1)視察先の概要
北九州市は経済産業省から全国で第一号の認定を受け、平成21年7月に北九州次世 代エネルギーパークを若松区にオープンさせた。
ここでは、現在の暮らしを支えるエネルギー供給基地、次世代を担う太陽光、風力等 の自然エネルギー、バイオマスエネルギーのほか、エネルギー企業間連携と改革技術への研究の五つの切り口から捉えた様々なエネルギーへの取組がなされている。
さらに、環境モデル都市北九州が推進するリーディングプロジェクト「産業モデル」 として整備が進められている
北九州市エコタウンセンターは、全国のエコタウンの中で最も早くスタートして、最も充実している「北九州エコタウン」の中核施設です。
北九州市エコタウンセンターでは、『リサイクル』や『循環型社会』などが学べる『北九州エコタウン』と様々な『エネルギー』について学べる『次世代エネルギーパーク』の施設見学を行っています。
『次世代エネルギーパーク』は2009年7月、響灘に面した埋め立て地にオープン。
地球環境と調和した将来エネルギーの多種多様な施設が集まっており、埋め立ては産業廃棄物処理のため企業が行ってきて今後も続けられるが、今後は嵩上げしていく方向で、土地の需要もあるとのこと。エネルギーパークの年間見学者は約2万人にものぼり、約6割が市外、1割が海外からの訪問者であり、市の観光資源にもなっている。
私たちが「ごみ」として出したものが、リサイクル工場で「資源」に生まれかわる様子や大規模な「自然エネルギー施設」を実際に見学することで「ごみを減らす意識」や「エネルギーの大切さ」など、新たな発見・学習ができます。
(2)視察内容
@実施に至った経過について
A効果について
B今後の課題について
(3)視察から得られた考察
エコタウンセンターの駐車場には、市の公用車として使用しているホンダの燃料電池車用「スマート水素ステーション」があり、このステーションの規模で一日1.5kgの燃料を供給できる。
自動車のタンク容量が4.5kgなので、一度に満タンにはできないが、燃料4.5kgで600kmの走行が可能、料金は約6,000円とのこと。
水素は地球上にほぼ無尽蔵にあるため、今後の更なる開発を期待したい。
また、風力発電は陸上風力発電として、
1. 潟Gヌエスウインドパワーひびき〈10基〉/15,000kw
2. 竃k九州風力発電研究所〈1基〉/1,990kw
3. 電源開発梶q1基〉/2,700kw
洋上風力発電として、
4. 電源開発梶q1基〉/2,000kw(NEDO洋上風力実証)
が設置されている。
最新の技術が開発されている事業所であると感心したのと同時に、自然エネルギーを考えることは、生活そのものを見直すきっかけになるのではないかと思いました。
視察を通して、本市における今後の環境行政への取り組みの参考としたい。

視察の様子