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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
島根県 出雲市
視察案件
出雲の真のブランド化事業について
実施日
平成29年2月7日
参加者氏名
河井 美久、山崎 進、会田 幸一、滝澤 英明、岩谷 一弘、鬼丸 裕史、金子 進、佐藤 一、斉藤 義則、水沼 日出夫、石川 友和

視察結果概要

(1)視察先の概要
 島根県出雲市は、人口174,957人(平成28年3月31日現在)で面積は624.36ku(春日部市の約10倍)です。島根県の東部に位置し、北部は国引き神話で知られる島根半島、中央部は出雲平野、南部は中国山地で構成されています。出雲平野は、中国山地に源を発する斐伊川と神戸川の二大河川により形成された沖積平野で、斐伊川は平野の中央部を東進して宍道湖に注ぎ、神戸川は西進して日本海に注いでいます。日本海に面する島根半島の北及び西岸は、リアス式海岸が展開しており、海、山、平野、川、湖と多彩な地勢を有しています。
 水と緑の自然が豊かなまちであり、ぶどう、柿、いちじく、出雲そば、島根ワイン、出西しょうがなどの特産品が有名です。

(2)視察内容
 「出雲市の真のブランド化事業について」ですが、出雲という名前が既に全国ブランドだということは、出雲大社などの観光客数を見ても、容易に予想されるところです。
しかし、「名前」はブランドだが、「実体」はどうなのか。市民は自分が住む出雲を理解し自信をもって紹介できているのか。自慢できる「出雲」となっているのか。今一度見つめ直す時がきていると感じているそうです。
出雲のブランド化は、市民一人ひとりが出雲の魅力を認識し、「生まれてよかった、住んでよかった」と誇りと愛着が持てる出雲を創造することであり、市外の人が、「行ってみたい、住んでみたい」と憧れる出雲を創造することだそうです。つまり、名前だけでなく、全国に誇れる高品位、高品質で出雲らしい「実体」を伴ったブランドとして、市内外の多くの人に認知されることだそうです。出雲市には、出雲大社などの歴史・文化資源や海・山・川・湖などの自然資源、そして地域に根ざした生活・伝統行事資源など、全国に誇りうる多種多様な地域資源があります。それらを活かし、出雲ならではの、出雲でしかできないまちづくりを展開し、出雲のブランド力を磨き高め、出雲という全国ブランドの名を活かしながら、市内外に広く発信していかなければならないということと説明がありました。
出雲の真のブランド化は、ひいては、地域経済の発展、人的交流の拡大、地域の活性化、そして合併後の一体感の醸成に結びつくものと期待しているとの事です。

(3)視察から得られた考察
 「出雲の真のブランド化事業について」ですが、大変春日部と似ているなと感じる点が多々ありました。
出雲大社とクレヨンしんちゃんといった全国区のシンボルがあるという点。出雲市も出雲大社を全面に出して大いに利用してPRをしたいところなのですが、色々と制約があり前面に出せない部分があるそうです。春日部も同じくクレヨンしんちゃんを全面に出したいところではありますが、版権等の諸問題があり同じく全面に出せない所があります。出雲大社といえば、縁結びの神様としても有名です。そこで民間も行政もそれぞれで婚活などを行って、若い世代の人口増の政策の一つとして取り組んでいるそうです。また定住推進として、特に女性に対して引っ越し助成金を上限5万円、家賃助成で月2万円、就業助成で月3万円などと、若い女性の就職する際に市内に留める策として講じているようです。これ以外にも人口増の要因はあるようですが、実際に出雲市は微増の傾向にあります。春日部市としてもこれ以上の人口流出は食い止めたいところです。女性に視点を当てているところにヒントがあると感じました。
春日部におきましても人口増の施策や定住人口を増やす努力が出雲市における取組が大いに参考になるものと考えます。

視察の様子
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