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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
議会運営委員会
視察先
福島県 会津若松市
視察案件
・議会改革の取組について
・見て、知って、参加するための手引書 会津若松市議会白書について
実施日
平成28年11月2日
参加者氏名
鬼丸 裕史、栄 寛美、金子 進、松本 浩一、山崎 進、武 幹也、中川 朗、会田 幸一(議長)、栗原 信司(副議長)

視察結果概要

(1)視察先の概要
 会津若松市は福島県の西部、会津盆地の東南にあり、東京から約300キロ、福島市から約100キロの距離にあります。東は猪苗代湖を境とし、南は布引山・大戸岳を境とした諸山岳が壁をなし、西は会津平坦部を縦断する宮川を境とし、北は日橋川を境としています。
 面積は383.03平方キロメートルで、人口は平成28年4月1日現在、123,233人となっています。
 平成16年に北会津郡北会津村、平成17年に河沼郡河東町と2段階の合併を経て、現在に至っています。
 歴史的にも古く、名所旧跡も数多いことで有名ですが、近年では平成5年にコンピュータ理工学部を持つ県立会津大学が開学し、平成9年には大学院も設置され、産学官の研究・開発協力や新時代に対応できる情報技術に対し、大きな期待が寄せられています。

(2)視察内容
 議会改革の取組については、議会基本条例に即した政策形成サイクルの実践と改革の今後の方向性を中心にお話を伺いました。
 政策形成サイクルの基本的な流れは、@市民との意見交換会で市民からの意見を聴取、A広報広聴委員会にて課題整理、議長へ報告、B各派代表者会議で対応方針、検討組織等の決定、C政策討論会等による調査・研究、D委員間討議による合意形成、E市への政策提言、F市の事業執行、F事業執行状況の監視・評価、最後に市民へフィードバックし@に戻るというものです。
 今後の議会改革の方向性については、市民の課題解決を図る議会を目指し、@公正・透明な開かれた議会運営、A市民本位の政策監視及び評価の推進、B市民参加機会の充実による多様な意見の把握、C政策提言と政策立案の強化、D継続的な議会改革の取組、との5つの方向性を掲げ、「市民の負託に応えうる合議体たる議会づくり」を念頭に取り組んでいくこととしています。
 
 会津若松市議会白書については、議会をより身近な存在として市民に認識いただくため、平成25年度から年に1回発行しています。カラー版25ページの冊子で、@市議会Q&A、A議会のしくみ、B議会情報を見る 知る、C市議会に参加する、D議員名簿、の構成で、その内容について説明を受けました。  

(3)視察から得られた考察
 会津若松市には、春日部市の議会基本条例の制定のため、過去(平成21年度)にも視察を行っています。今回は、議会基本条例を効果的に運用し、先進的な取組を行っているという点から、視察をお願いさせていただきました。
 政策形成サイクルの実践においては、春日部市においても議会報告会を行っており、いただいた市民からの意見を課題として整理し、市長に伝達する手続きを行っています。一方、会津若松市では、その課題を解決するために議会として多くの時間をかけて調査・研究を行い、政策討論会等を経て、提言を行う手続きを行っており、今後の本市にとってこの取組は参考になるものと考えます。
 また、会津若松市議会白書は、簡潔な表現を用いて、わかりやすく議会のしくみ等について説明しており、議会を身近に感じることのできるツールとなっています。春日部市議会としても、ホームページや議会だよりで、わかりやすくお知らせするよう努めているところですが、こうした効果的な手法についても今後研究していきたいと考えます。

視察の様子
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