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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
北海道 小樽市
視察案件
「小樽ブランド普及事業」について
実施日
平成28年8月2日
参加者氏名
中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一

視察結果概要

(1)視察先の概要
 小樽市は北海道西海岸のほぼ中央、札幌市など4市町村に隣接しています。東西36km,南北20kmで三方が山々に囲まれた坂の多い町です。海岸線は69kmで、その中央に天然の良港である小樽港があります。
 気候は北海道にあって寒暖の差が小さい海洋性であるため住みやすく、四季を通じて豊かな自然を満喫できます。
 人口 121,864人(平成28年5月末現在)
 面積  243.83㎢

(2)視察内容
 小樽市内には地元企業が開発した商品や技術の中には国や北海道などの諸展示会などで表彰を受けたものが多数存在することから、これらの厳選された原料と卓越した技術に対して、小樽市として「お墨付き」を与えることで小樽ブランドとして確立しています。
 そして、これらを小樽市の公式サイトにて公開することで「お墨付き」を正式にアピールできるという形をとっています。
 平成28年1月現在で水産加工品14件、酒類26件、工芸品5件、技術1件、工業品その他と言うことで2件の合計48件が認定されていました。
 事業予算的には平成20年度からゼロ予算の形を導入し、事業効率を上げる取組も行っておりました。
 今後の課題として、最近流行のふるさと納税の返礼品としての連携や小樽ブランドとしての認定基準について、関連する事業としてのイベントのあり方、新しい商品発掘の難しさなどが上げられるようです。

(3)視察から得られた考察
 ブランド認定のあり方を標準化しないと事業、品目などに偏りが見えてきてしまうので、標準化をどうするか。春日部市としてもフードセレクションなどを行って評判は上々ではあるものの、まだまだイベント開催数、内容とも見劣りがちで、この辺を主体者とどう連携するか、市としても明確なビジョンを描き、その中にしっかりと位置づけることも大事と思う所です。
 春日部市でもオラナビなど立ち上げて、行政情報、個人のお店などの情報発信などマメに取り組んでいるものの、例えば「小樽市ガラス市」などのような全国展開の事業がそれぞれの地域との連携強化、切磋琢磨に繋がるように思えます。市としてもこういう部分での後方支援が出来るのではないでしょうか。
 災害ではありませんが、自助、共助、公助の役割分担を明確にすることでフードセレクションという食べ物に特化せずに、諸般の商工業を巻き込んだ春日部ブランドを確立することができると思うところであり、こう言う取組を柔軟に行えることがまさに「春日部ブランド」と言えると思います。

視察の様子
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