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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
北海道 函館市
視察案件
「北海道新幹線とまちづくり」について
実施日
平成28年5月12日
参加者氏名
河井美久、山崎 進、会田幸一、滝澤英明、岩谷一弘
鬼丸裕史、金子 進、佐藤 一、斉藤義則、水沼日出夫、石川友和

視察結果概要

(1)視察先の概要
函館市は北海道の南西部渡島半島の南端に位置し、市域面積677.83㎢平成27年の国勢調査時の人口266,117人を擁する国際観光都市です。
平成17年5月に着工された北海道新幹線が平成28年3月26日に新函館北斗駅まで開業となったことから、今後もこれに向けたアクセス体系の整備や、北海道縦貫自動車道の建設促進等、総合交通体系の整備拡充を行っていくものです。

(2)視察内容
函館市は平成20年に「新幹線開業効果を最大限に生かす」ことを最大の目的に据え、観光を始めとする地域産業などの振興の実現に向けた「はこだて活性化アクションプラン」を策定しました。また、そこから現在までの道程では、開業の象徴となる新駅が北斗市内にできるという現実を踏まえて、函館圏域への波及効果も同時に考えるという難題も加わり、本アクションプラン展開の拡大をみました。そうこうして官民多くの関係各位の熱意と努力が実を結び、開業を迎えています。
視察のポイントは、平成27年度の開業までの7年間で本アクションプランが どのように展開され、どのような新幹線開業効果を生みだしたのか。そして、その新幹線開業効果が一過性のブームとならないための今後のまちづくりプラン等を、北海道新幹線開業というリアルなテーマを通して学べるところにありました。

(3)視察から得られた考察
函館市は本アクションプランに並行して、庁内検討組織として「北海道新幹線の開業に向けた検討会議」を設置し、新幹線時代に対応したまちづくりの基本的な考え方や施策の方向性を示しながら、これまで実際の行政面で4分野27施策を展開しています。また、函館圏、沿線広域連携による波及効果を上げ続けていくために設置された北海道新幹線新駅沿線協議会、青函圏観光都市会議等の組織が、イベント情報の共有や協議等で連携し、かつ相乗効果を生みだしていくような事業展開においても、中心的な役割を担っています。
それらに代表される、官民協働の新幹線で未来を創るまちづくり構想や、近隣地域との広域連携の取り組み方等は、本市の地域活性化対策の検討にあたり、大いに参考になりました。

視察の様子
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