本文へ移動
背景色

現在位置 :トップページ › 行政視察報告書

各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
山口県 下関市
視察案件
「ふくふくこども館」について
実施日
平成28年2月2日
参加者氏名
河井美久、会田幸一、滝澤英明、岩谷一弘、鬼丸裕史、
金子 進、佐藤 一、斉藤義則、水沼日出夫、石川友和

視察結果概要

(1)視察先の概要
 山口県下関市は、平成17年2月13日 旧豊浦郡4町との新設合併により、誕生した 面積715.89Ku、人口は273,736人を擁する県下最大の都市です。
 本州の最西端に位置し、三方が海に面し、天然の良港を有するという地理的条件にも恵まれ、九州あるいは大陸への玄関口として、古くから内外交通の要衝として栄えながら、わが国屈指の港湾水産都市として発展を続ける、県下唯一の中核市でもあります。

(2)視察先内容
 下関市は、次代を担う子どもたちを多世代で育み、もって子どもの健全な育成と子育てをしている家族の支援を図るため、平成26年4月1日、JR下関駅ビル内に次世代育成支援拠点施設通称「ふくふくこども館」を設置しました。
当該事業は、平成17年12月に西日本旅客鉄道株式会社、株式会社山口銀行とともに立ち上げた「下関駅舎改築プラン作成協議会」によって創られた 「下関駅にぎわいプロジェクト」基本構想から始まり、平成21年2月には、そのプロジェクトの 基本計画に基づいて策定された基本構想の中で初めて、下関市の主導による公益施設を拠点とする事業の、より具体的な基本構想の策定に至っています。その後、下関市内外間の手続きに移り、2年に及ぶ検討協議会を軸に、ワークショップ、パブリックコメントを経て、平成23年3月事業内容の基本設計が完成しました。
 さらに、ふくふくこども館供用開始までの間、JR下関駅ビルの工事に併せて、名称公募やオープニングセレモニー等による積極的な周知活動を行うことで、市民の皆様からも便利で安心して利用できる、市民の交流と子育て支援の拠点施設として幅広く認識された次第です。

(3)視察先から得られた考察
 「ふくふくこども館」施設の概要は、JR下関駅ビル3階フロア全体を専用で使用する形態で、総床面積は2,676uあまりもあるところを、約15億円の経費をもって建設し、内約907,000千円の国庫交付金が投入されました。また、今年度の管理経費予算は、約120,000千円となっています。運営形態は指定管理により、上記経費のうち約60,000千円/年が、指定管理料となっています。
 管理者の説明によれば、供用開始後 まだ2年未満ながら、来館者数の増加と利用満足度等のデータは、順調な推移を裏付けて余りある内容になっているとのこと。また、入館料無料ということも手伝って、当日も平日火曜日の午前中にもかかわらず、たくさんの方々が利用されていて、にぎわいを見せていました。そのうえ、平成26年度 ふくふくこども館満足度調査の結果報告書によれば、とても良かった、まあ良かったという満足感を示した利用者が97%にも及ぶという驚異的なデータにも、評判の良さが如実に表れていました。
 本市においても、春日部駅を中心とする にぎわいの創出や市民交流、子育て支援関連事業の展開に向けて、たいへん参考になりました。

視察の様子
Copyright(c) 2007- 春日部市議会公式サイト Kasukabe City Council. All Rights Reserved.