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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
議会運営委員会
視察先
福井県 越前市
視察案件
・市民と議会との語る会について
・決算特別委員会の役割と分科会の役割について
実施日
平成27年11月13日
参加者氏名
会田幸一、栗原信司、卯月武彦、滝澤英明、
海老原光男、山崎 進
(オブザーバー 中川 朗、鬼丸裕史)

視察結果概要

(1)視察先の概要
 越前市は、人口約8万3千人の都市であり、福井県の人口の約1割を占めています。市の南部には、「越前富士」として親しまれる日野山などの山々に囲まれた盆地に位置し、山沿いには多くの集落が点在しています。市内には日野川が南北に流れており、九頭竜川となり日本海に注いでいます。気候は、夏には高温多湿、冬には山間部で1mを超える降雪もある地域で日本海側特有の気候とのことです。産業では、半導体などの先端産業や電気機器、化学工業が盛んです。また越前和紙でも有名です。
 なお、条例定数は、22人。総務、教育厚生、産業建設の3常任委員会を設置しており、特別委員会は、議会活性化特別委員会を含めて合計3つの委員会を設置しています。

(2)視察内容
1.市民と議会との語る会について
 越前市議会基本条例の中で議会と市民の語る会の定期的な開催を位置付け、議会が自発的に各地区や各種団体等に出向いて、定例的に開催するなど市民との交流の場を多様に設けることとしています。なお、意見交換で議論になった事項は、後日議員間で自由討議を行い議論を深めています。開催は、年1回以上と開催要項で定められており、原則各定例会後に開催。議会活性化特別委員会で開催内容等のたたき台を議論し、議会運営委員会、議員協議会を経て最終決定を行っています。なお、進行は、班員紹介 → 議会報告会 → 市政課題についての意見交換 → 質疑応答となっています。
2.決算特別委員会の設置と分科会の役割について
 議会活性化特別委員会で議論する中で、決算審査を予算審査に結び付ける仕組みづくりを進め、設置が決定されたものです。実際の運営では、9月定例会時に決算特別委員会を設置。決算特別委員会全体会において分科会を設け付託しています。分科会では討論・採決は行わず参考意見のみを聴取しています。委員会は、議長、監査委員を除く全議員で構成。各常任委員会を基本とする三つの分科会に分かれて審査を行なっています。

(3)視察から得られた考察
 市民と議会との語る会では、各地区や各種団体等に出向き、市民との交流の場を積極的に設けていました。特に、意見交換時に会場で議論となった事項について、別の機会に議員間での自由討議を行っていることは非常に参考になるものでした。
 一定の結論を出すことだけでなく、議員間で議論を深め課題の整理を行うことも重要であると考えます。
 また、決算特別委員会に分科会を設置して審査を行なっていますが、分科会では討論及び採決を行なわず、参考意見の聴取までに留め、全体会に繋げている点で様々な審査手法があることが分かりました。分科会の審査は2日間を予定し、慎重審議が行われている点も参考になるものでした。

視察の様子
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