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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
教育環境委員会
視察先
兵庫県 赤穂市
視察案件
スポーツ先進都市の実現を目指す、スポーツ都市宣言について
実施日
平成27年10月6日
参加者氏名
佐藤一、荒木洋美、石川友和、坂巻勝則、今尾安徳、
吉田剛、河井美久、栄寛美       

視察結果概要

(1)視察先の概要
 赤穂市は、兵庫県の西南端、岡山県との県境にあり、まちの南は播磨灘に面し、海岸線は瀬戸内海国立公園の一角を占めています。気候は温暖で雨量が少ない典型的な瀬戸内海型気候に属しています。平成27年3月末日時点で、人口49,769人、総面積126.86平方キロメートルとなっています。市域は、古代遺跡が多く残る北部、河口デルタ上に発達した旧城下町の中心部、塩田の開発によって開かれた南部、天然の良港に恵まれた坂越地区の4つの特色ある地区に大別することができます。

(2)視察内容
1.スポーツ都市宣言の経緯
 赤穂市は平成18年に市内で開催した国体を契機に、翌年度よりスポーツ先進都市推進事業として、「義士のまち播州赤穂」を広く市内外に発信するため、近畿高等学校選抜剣道大会や赤穂浪士杯青少年柔道大会などの事業を開催しました。その後、平成23年度に赤穂市体育協会が「スポーツ先進都市の推進」を宣言し、それと歩調を合わせ、市制60周年記念事業として赤穂市最大のスポーツイベントとなる「赤穂シティマラソン大会を開催しました。こうした取組を積極的に推進するとともに、ハード面においては、市民総合体育館や城南緑地運動施設、各地区体育館の整備・充実を図り、翌、平成24年2月に、生涯を通じてスポーツに親しみ、健康な生活を送ることのできる「健康とスポーツを新機軸としたスポーツ先進都市」を実現するため、「スポーツ都市」を宣言するに至りました。
2.具体的な取組
・赤穂シティマラソン
・ウォークラリー
・少年野球・中学軟式野球・高校野球親善試合の実施
・公式野球教室の実施
・友好親善都市とのスポーツ交流(剣道、マラソン相互派遣・招待)
3.予算措置
平成21年度 91,797,000円 平成22年度 105,904,000円(体育館実施設計含む)
平成23年度 297,041,000円(体育館建設費、市制60周年記念事業含む)
平成24年度 104,448,000円 平成25年度 112,526,000円 平成26年度 112,511,000円
平成27年度 120,791,000円
4.効果
 赤穂シティマラソン大会に代表される広域大会の開催を通じて、交流人口の増加、効果的な市のPRができたとのことでした。また、これらの実現には、体育施設の整備・充実や体育協会による活発な活動や普及啓発が寄与していると考えているとのことでした。

(3)視察から得られた考察
 スポーツ都市宣言とともに策定された「赤穂市スポーツ推進計画」に掲げた取組の目標指標は、概ね達成していると伺いました。このことから、市全体がスポーツを「する」「みる」「支える」ことへの機運が非常に高いと感じました。また、視察後に開催された今年度のマラソン大会においては、プレゼンターとしてミス日本グランプリの方を招待するなど、特色ある取組を実施し、乱立するマラソン大会の中で多くのランナーを集めることができた成功事例として、テレビのニュースで紹介されていました。こうした地域の活性化につながるスポーツの取組は本市においても大いに参考となるものと考えます。

視察結果概要
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