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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
教育環境委員会
視察先
岡山県 倉敷市
視察案件
倉敷フィルムコミッション事業について
実施日
平成27年10月5日
参加者氏名
佐藤一、荒木洋美、石川友和、坂巻勝則、今尾安徳、
吉田剛、河井美久、栄寛美

視察結果概要

(1)視察先の概要
 倉敷市は、昭和42年の旧倉敷市・玉島市・児島市の3市による合併で発足した瀬戸内海に面する岡山県第二の都市です。江戸時代には商人の町、明治時代には繊維工業の町、近年は瀬戸内海沿いの重工業地帯として発展してきました。平成27年3月末日時点で、人口483,537人、総面積355.63平方キロメートルとなっています。また、白壁の建物や、柳並木が美しい美観地区のある倉敷エリアをはじめ、児島、水島、玉島、真備、船穂の各地域により異なる個性的な雰囲気を持っています。

(2)視察内容
 フィルムコミッションとは、映像を通してより多くの人に市の魅力をPRし、イメージアップ、観光振興および地域の活性化を図ることを目的に、テレビ・映画・CMなど撮影の誘致支援活動を行うことです。
 倉敷市では、市の知名度アップ、及びロケ隊または観光客による経済効果を事業の目的として、平成15年4月に倉敷フィルムコミッション活動を開始しました。
 
具体的な事業内容
1:PR活動
(1)倉敷FC紹介パンフレットの作成・配布 (2)制作会社等へのプロモーション活動
2:撮影支援
(1)シナハン(シナリオハンティング)やロケハンへの同行 (2)ロケ本番撮影への同行
(3)撮影使用施設の関係機関への使用打診や許可申請手続等の協力
(4)撮影スタッフ等の宿泊施設の紹介など (5)その他必要と認める支援活動
3:調査活動
(1)撮影可能リストの作成
(2)関連企業(ホテル・旅館・機材レンタル・スタジオ・警備・飲食店等)リストの作成
4:連携事業
(1)岡山県フィルムコミッション連絡協議会 (2)他団体が開催する情報交換会への参加や出展
(3)その他必要な連携事業
5:撮影協力機運の醸成
倉敷フィルムコミッションの設立を契機として、企業・団体・市民一人ひとりが、撮影に対する理解や協力機運が高まるよう努める。
6:執行体制 職員2名(主任1名、主事1名)が兼任
7:事業予算 平成26年度 約340万円(嘱託職員1名人件費含む)
8:ロケ受入実績 15件(平成26年度)

(3)視察から得られた考察
 倉敷市はフィルムコミッション事業を開始した時期が全国的にも早く、先進的な取り組みにより多くの実績を残した一方、外国人観光客は増加しているものの観光客全体では横ばいであること、首都圏から遠く、大規模なロケ隊の誘致に苦慮されていることなどをお聞きしました。本市においては、昨年度から事業をスタートしたばかりであるため、倉敷市の事業展開を参考にしながら、首都圏に近いというメリットを最大限に活用し、効果的に事業を進めていく必要があると考えます。

視察の様子
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