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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
総務委員会
視察先
新潟県 新潟市
視察案件
シティプロモーション認定事業について
実施日
平成27年10月21日
参加者氏名
小久保 博史、矢島 章好、鬼丸 裕史、滝澤 英明、
鈴木 一利、会田 幸一、中川 朗

視察結果概要

(1)視察先の概要
 新潟市は、日本海側のほぼ中央に位置し、首都圏から約250キロメートル、関西圏からは約500キロメートルの距離に位置しており、面積は726.45キロ平方メートルで、新潟県全体の5.8パーセントを占めている政令指定都市です。
 新潟市には、港湾、空港、高速道路などがあり、国内だけでなく、海外からの観光客も多いことから、新潟市への誘客に繋がる各種事業を行っています。その中でも、民間事業者等の活力を積極的に活用する、シティプロモーション認定事業について、お話を伺いました。

(2)視察内容
 新潟市で取り組まれているシティプロモーション認定事業は、新潟市内にある企業、NPO法人、各種団体などから、市への誘客や滞在の促進に繋がる事業や、市の魅力や優位性を発信する事業を募り、書類審査やプレゼンテーションを行い、認定事業を選定します。その後、認定された事業には補助限度額を100万円とする金銭的補助だけでなく、広報の支援として市の各種媒体への掲載や、認定マークの交付、また、外部のアドバイザーによる支援も行っています。このアドバイザーからは、事業内容の中身にも助言を行い、内容の肉付けや方向性の修正を行うこともあるそうです。
 平成26年度では、重点テーマを「おいしい新潟市〜本市が誇る食文化の魅力発信〜」と題し、酒粕を使用したレシピ本の発行や、外国人向けの岩室温泉のまち歩きマップを作成した実績があります。
 事業効果については、明確な数字等で把握することは難しいこともあり、一概に効果の程を見ることは難しいとの説明もありましたが、市内の延べ宿泊者数は増加傾向となっており、一定の効果はあったものと思われます。

(3)視察から得られた考察
 本市では、シティセールスに力を入れたばかりということもあり、春日部市が市内外の多くの方々から「選ばれるまち」となるには、これからの取り組みが重要となっています。
 そこで、本市の戦略指針となる「シティセールスアクションプラン」にも掲げられていますが、「住民を巻き込む」という考え方が非常に重要と考えられます。
 市だけでの取り組みでは、得てして画一的となってしまいがちでありますが、民間からの自由な発想を取り入れることで、いままで気づき得なかった新しい魅力を多くの方々に知っていただき、市のイメージアップや住民の愛着の醸成、場合によっては地域経済の活性化が図られることにより、WIN-WINの関係を多くの方に享受できる方向へと向かうことができるのではと考えられます。
 今回の、新潟市の取り組みは、今後のシティセールスの先進事例として大変参考になりました。

視察の様子
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