本文へ移動
背景色

現在位置 :トップページ › 行政視察報告書

各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
民主党
視察先
滋賀県 大津市
視察案件
子ども発達相談事業について
実施日
平成27年7月8日
参加者氏名
矢島 章好

視察結果概要

(1)視察先の概要
 大津市は、日本最大の湖「びわ湖」の南西に広がる滋賀県の県庁所在地です。平成18年3月20日、大津市と志賀町が合併し、人口約323,000人の「新・大津市」がスタートしたものです。
 また、平成21年4月1日から、中核市へ移行し、保健や福祉、医療などの分野でさまざまな事務権限を持つこととなり、市民のみなさんに、さらにきめ細やかな行政サービスが提供できるようになり、比良の山並みや白砂青松の湖畔に代表される自然の魅力と、県都として培われてきた都市の活力、豊かな歴史と文化に彩られた恵み豊かな都市です。
 一方、京都市に隣接しており、JR京都駅から約10分(大津駅・大津京駅)とアクセスも大変よく、京阪神からも接続。
人口:342,674人(平成27年6月1日現在)
面積:464.10平方キロメートル(平成19年9月28日現在)。
※琵琶湖分面積(90.04平方キロメートル)

(2)視察内容
@事業目的および事業実施に至った経過について
A特色について
B事業費および効果について
C今後の課題について

(3)視察から得られた考察
 大津市では以前より母子保健に対する意識が高く、昭和49年には「乳幼児健診・大津・1974方式」という画期的なシステムを構築し、「発達障がい児の健診もれ、発見もれ、対応もれをなくす」という理念の元、心身両面の健康保持・増進のための精神発達診断方式を導入し、現在に至るまで発展・充実を図っています。「大津方式」はその先進性から他の都道府県からの注目を集めており、発達障がい児の早期発見・早期対応から早期療育・障がい児保育までを横断的につなげるシステムです。
 今回、平成27年2月2日に開所された「子ども発達相談センター」は「教育相談センター」と併設し、3歳6ヶ月児健診終了後から中学生まで途切れることのない一貫した相談と支援を行い、また、発達障がいの専門的な相談窓口として、小児科専門医をはじめ、発達相談員、保健師、言語相談員、家庭相談員、元教諭などによる専門的な助言、指導を行い子育てがサポートされています。
 また、福祉・保健・教育が連携して総合的なサポートができるよう、教育相談センターと大津市保健所、大津市医師会、大津市歯科医師会、大津市薬剤師会が明日都浜大津1階に移転し、これまで以上に連携強化が図られています。
 春日部市における発達障がいの早期発見に関わって、今後、施策充実に向けた取り組みに対して、今回の大津市発達支援施策(大津方式)の知識修得ができたことは大変有意義でありました。

視察の様子
Copyright(c) 2007- 春日部市議会公式サイト Kasukabe City Council. All Rights Reserved.