各常任委員会、議会運営委員会、各会派　行政視察報告書

委員会名・会派名

民主党

視察先

大阪府　堺市

視察案件

キッズサポートセンターさかい運営事業について

実施日

平成27年7月7日

参加者氏名

矢島　章好

（１）視察先の概要
　堺市（さかいし）は、大阪府泉北地域に位置する日本の政令指定都市です。
　大阪府による地域区分では泉北地域とされるが、市制施行時の堺市域や南河内郡の旧郡域など歴史的に泉北郡ではなかった地域が多く含まれており、他の泉北地域３市１町とは区別されることもあります。
　大阪府内で人口・面積ともに第２の都市であり、人口は２０１５年４月時点で山梨県・佐賀県・福井県・徳島県・高知県・島根県・鳥取県を上回ります。
　一方、居住人口に比べて昼間人口の割合が低く、大阪市の衛星都市としての特徴も併せ持っています。
人口：８３８，６０７人（平成２７年６月１日現在）
面積：１４９．８１平方キロメートル（平成２６年１０月１日現在）

（２）視察内容
�@事業目的および事業実施に至った経過について
�A特色について
�B事業費および効果について
�C今後の課題について

（３）視察から得られた考察
　同計画は、高島屋から市長のもとにハローワークの移転による空きスペースの利用をするための共同事業の提案があって進めることとなり、副市長をトップに５つの部局からプロジェクトチームを組み計画案策定がおこなわれ、堺市の中心市街地の商業施設の空洞化と集客力のアップを考えたまちづくりに寄与する形で子育て支援事業を行うこととなったとの事です。
　同事業の特徴は、市と高島屋及び民間企業ボーネルンドの三者による子育て支援事業として、市の無料スペースと、高島屋、ボーネルンドの有料施設が一つのフロアーを３つのスペースに分けて事業化していることと、堺市が以前から障がい児の相談事業を共同で行っている大阪大学が市のスペースで障がい児に対する専門相談が行われています。
　春日部市において今後の子育て支援計画を策定する上で、民間や大学等学術機関等の協力を得て利用者の立場に立った事業計画の策定が重要になると考えますが、堺市では市と高島屋、ボーネルンドさらに厚生労働省の大阪労働局の４者による協定を結び、子育て事業として互いの強みを生かした計画を作ることで、子どもにとって理想的な遊びの場と子育てに関係する相談が一体で行える事業となり、施設オープン以降の平成２６年４月２５日から平成２７年３月３１日までの実績としては、市施設、有料施設を併せたのべ利用者数は１４．２万人と当初見込を上回ったそうで、利用者の反応として施設への満足度は９７．５％と高い評価を得ています。
　市内、県内の事業者や学術機関との連携を深めることと、まちづくりの視点からも子育て施設の重要性を感じる視察となりました。