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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
北海道 札幌市
視察案件
「次世代エネルギーパーク」について
実施日
平成27年7月2日
参加者氏名
河井美久、山崎 進、会田幸一、岩谷一弘、鬼丸裕史、金子 進、佐藤 一、斉藤義則、水沼日出夫、石川友和

視察結果概要

(1)視察先の概要
 北海道札幌市の 平成27年4月1日現在の人口は 1,942,356人、世帯数は936,358世帯で、面積は1,121.26㎢です。札幌市は、近年世界から注目される観光都市として目覚ましい成長を遂げ、北海道全人口の約3割を有する国内5番目の都市になっています。しかし一方では、札幌市でも地球温暖化は確実に進行しており、市民、事業者、札幌市の全ての主体が一体となり、市有施設に再生可能エネルギー等を導入することから、本格的な地球温暖化対策に取り組んでいます。


(2)視察先内容
 札幌市の円山動物園は、平成20年6月に経済産業省資源エネルギー庁から、「太陽光や風力発電などの新エネルギーを積極的に導入し、市民が新エネルギーを見て、触れて理解できる施設」として「次世代エネルギーパーク」に認定されています。平成23年3月、札幌市が温暖化対策の方向性を示した「札幌市温暖化対策推進ビジョン」を策定し、取り組んでいる代表的な事業事例である札幌市次世代エネルギーパーク(円山動物園)を視察しました。園内では、実際に導入されている新エネルギーとして太陽光発電、太陽熱利用、木質バイオマス、風力発電、雪冷熱利用等の詳細説明と体験等を含む視察ができました。次世代エネルギーパークの整備費用としては、平成24年度までの基本的な整備は、国の補助金を活用してきましたが、平成26年度以降の新設備整備、及び更新は、利用可能な国の補助メニューがないことから、一般財源や市債で賄われるようになりました。


(3)視察先から得られた考察
 今度の視察から得られた重要なポイントは、札幌市が円山動物園全体を「次世代エネルギーパーク」と位置付け、様々な再生可能エネルギー設備を導入し、それらの体験展示などを通して、普及啓発を行っている点です。札幌市が、平成20年に市民一人ひとりがこれまで以上に地球環境保全に取り組む決意を示す「環境首都・札幌」を宣言して以来、来園者が動物たちとのふれあいを楽しみながら、地球環境問題と園内に展開する次世代エネルギーを身近に学習や体験ができるように、一動物園をテーマパーク化した点が非常に参考になりました。中学生まで無料で入園できる次世代エネルギーパークが、これからの地球上に大切な「いのち」と「エネルギー」の関わり方を普及啓発すべく、子どもたちにも解りやすい情報発信拠点として位置付けられているところが素晴らしかったです。視察当日も、たくさんの小学生が勉強している様子が見れました。

視察の様子
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