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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
香川県 小豆島町
視察案件
6次産業事業であるオリーブ栽培について
二十四の瞳映画村の取り組みについて
生涯学習のまちづくり支援事業について
実施日
平成27年5月19日
参加者氏名
中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一

視察結果概要

(1)視察先の概要
 小豆島町は、香川県北端の小豆島南部に位置し、面積95.63平方キロ、人口約1万6千人の海と山の美しい自然に恵まれた町である。古代から中世の中頃まで、草加部郷及び、池田郷と称し、皇室御領として伝領されていた。南北朝争乱の頃、備前児島の佐々木信胤が、星ケ城によって南朝に呼応したが、細川氏に敗れ、その後細川氏、豊臣時代を経て、徳川時代には主として倉敷代官所等に支配されていた。明治維新の廃藩置県により倉敷県に属し、その後、明治4年香川県、同6年名東県、同8年再び香川県に、同9年愛媛県に合併されるなど所属が転々と変わり、同23年に香川県の所轄になり、明治23年町村制施行により、内海地区は6か村を、また、池田地区では、3か村を設置。その後、昭和4年5月池田村は、町制を施行し「池田町」となり、昭和29年10月1日、町村合併促進法に基づき、二生村、三都村を「池田町」合併した。内海地区は、昭和26年4月1日に福田を除いた5か町村は、人情、風俗、文化、産業などすべての面で共通したところが多いことから合併して「内海町」を置き、さらに昭和32年3月31日、福田町村を編入した。平成18年3月21日、平成の大合併と言われた町村合併特例法に基づき、内海町と池田町が合併して「小豆島町」となり、現在に至っている。



1.6次産業事業であるオリーブ栽培について
(2)視察内容
 平均気温16度、降水量1,100ミリ前後、日照時間2000時間以上の気候で育つ、県花県木で平和のシンボルであり、日本で‘オリーブ発祥の地’として知られている。6次産業について視察を行わせて頂きました。
@一次産業として取り組みは、耕作放棄地再生利用緊急対策。生産拡大総合支援事業。苗木補助・栽培指導及び、相談。チェックシートによる個別巡回指導・栽培技術研究・新品種研究。A二次産業として取り組みは、オリーブ生産拡大総合支援事業・起業家支援事業。B三次産業としての取り組みは、産業支援室により国内出展助成事業。

(3)視察から得られた考察
 6次産業として、生産・加工・流通販売にわたり、小豆島町が、事業者に対して様々な支援事業を実施しており、オリーブを用いた健康長寿の島づくり事業や、行政が中心となりオリーブ振興の事業展開(研究開発、人材育成、品質差別化、イメージ戦略)が明確になっており、生産者・加工・販売業者、試験研究機関、行政により平成22年から、オリーブトップワンプロジェクト第T期(3ケ年戦略)の立上を行い、現在、第U期3ケ年戦略の取り組み推進を行っており、行政が、地域の特産物であるオリーブ品質チェックを含めて販売に至るまで支援をしている。周囲の環境は違うが、雨量や、気温、日照時間等が、春日部市に似ている小豆島において、農業支援に対する行政支援の取り組みについて、また、地域特産物のブランドを大切にし、情報発信するアピールに対して大変に参考とさせて頂いた。



2.二十四の瞳映画村の取り組みについて
(2)視察内容
 @メディア掲載・CM紹介等、フィルムコミッションについてどのように、推進しているのか。
A壷井栄文学館の展示や、工夫について
B木下惠介 生誕100年プロジェクトの取り組み方や、工夫について

(3)視察から得られた考察
 二十四の瞳映画村は、1987年公開の映画「二十四の瞳」の小豆島ロケのオープンセットを活用した施設群であるが、ここを拠点として、食材、文学や伝統文化により、人の力や、ネットワークを利用し、フィルムコミッションの推進活動事業が行われており、CM・ドラマ・映画に適した情報の提供が成されていた。また、地域で撮影されたフィルムコミッションの内容が、風化されないような考え方や、取り組みがなされていた。また、記念館の展示工夫について、展示品の時代別や、内容や雰囲気を重視した展示をしており、見学者に対して文学に興味を湧かせる取り組みや、来館者を促す企画展を設けており、大変に参考となった。



3.生涯学習のまちづくり支援事業について
(2)視察内容
@小豆島で行われている生涯学習事業について
A事業を活用する団体組織について
B申請団体の過去数年の推移について

(3)視察から得られた考察
 まちづくりの幅広い分野において、若い力や女性の力、また、知識や経験豊富な高齢者の方々の自発的な力をまちづくりに生かす事を目的として、平成22年度より活動資金の一部を、期間を限定として補助する制度が開始されておりました。これまでに17件の活動に対して補助が行われており、取り組み内容が、まちづくり企画・子育て支援・健康づくり・社会教育と多様な取り組みが行われており、このように、生涯学習に対して活動開始を促すために、活動開始時に行政として資金の一部を補助する事は、取り組みを始めようとする団体にとっては心強い事であり、事業の内容を含めて参考となりました。

視察の様子
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