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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
兵庫県 加古川市
視察案件
自主防災組織の機能的役割と支援体制について
加古川グリーンシティー防災会の取り組みについて
実施日
平成27年5月18日
参加者氏名
中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一

視察結果概要

(1)視察先の概要
 兵庫県加古川市は、面積138.00ku、人口266,100人で、兵庫県の播磨地方の東側の中核をなす市であり、市域は全体的に平坦である。また、交通の便がよく、神戸市・姫路市のベッドタウンとして発展してきた特例市です。平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災を、きっかけに県下に自主防災組織の結成呼び掛けがあり、加古川グリーンシティー防災会の自主防災としての先進的な取り組みが、メディアで取り上げられてきた組織である。

(2)視察内容
 自主防災組織の機能と支援体制について、加古川グリーンシティー防災会の役割体制が明確になっていた。楽しくなければ防災の輪は広がらない「楽しく活動をやろう」というテーマで、多彩なアイデアで仲間づくりに成功し、マンション7棟・584世帯の全住民(約2000名)が、子どもから大人まで参加する防災組織であり、連絡体制の整備や防災井戸設置など、地域防災力の向上、防災意識の普及活動を行っている。防災に対する取り組みは、防災ソフト及びハード面の両方を整備し、他の活動に惑わされることなく自分たちに必要な「臨機応変型防災活動」への取り組みを開始してる。定期的な防災会議の実施や、防災インターネットラジオ開局や、地元FM放送局とのコラボレーション企画を実施したり、防災カードゲームの開発や、安否確認「安否確認マグネットシート」の開発もしている。また、災害時要援護者対策の取り組みも行っており、住民の防災に対する意識向上がなされていた。

(3)視察から得られた考察
 自主防災組織単位での定期的に開催される防災会議の必要性が重要と思われた。
また、防災とは、日頃の挨拶運動から始め、地域コミニュケーションを強化し、自分達が住む町のあり方を創造し、興味を持ち、愛着を持てるように地域住民が連携をし、ハードとソフト面で改善をしていく事が重要な鍵となっている事を、再確認した。また、自主防災組織内の住民の得意分野情報を、希望制で管理し、イベントや、防災活動を始め、様々な地域活動に役立ており、その結果、自主防災組織としての活動が強化されている。また、登録制により、あなたを守る証明書「あったカード」により、緊急時に家族や親戚をはじめ、救急時の連絡がいち早くとれるような制度を、自主防災組織内で開始しており、大規模災害時には、行政で支援するまでの相当な間、自主防災において、地域住民の安全確保ができる組織となっており、改めて自主防災のあり方を学ばせて頂き、大変参考になりました。

視察の様子
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