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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
教育環境委員会
視察先
大阪府 高槻市
視察案件
地域における商業の活性化に関する条例について
実施日
平成26年10月8日
参加者氏名
佐藤 一、荒木洋美、石川友和、坂巻勝則、
今尾安徳、吉田 剛、河井美久、栄 寛美

視察結果概要

(1)視察先の概要
  高槻市は、京都市と大阪市のほぼ中間に当たり、大阪府の東北部に位置しています。北は北摂連山に連なる山並みと丘陵、南は淀川に面し、東は島本町に西は安威川及び平地をもって茨木市に接しています。市街地を南北に二分してJR東海道本線と阪急電鉄京都線が並行して走り、一方、北部丘陵地を名神高速道路が、中心地南部を東海道新幹線が東西に横断しています。また、市の中心部を芥川、東部に桧尾川が流れ、それぞれ淀川に注いでいます。

(2)視察内容
☆条例の概要、特色について
 この条例は地域に根ざした商業の基盤の強化を図り、持続的な発展を促進し、もって市民生活の向上及び地域社会の発展に寄与することを目的としています。また、事業者、商店会及び経済団体(商工会議所、商業団体連合会等)それぞれの責務を明確にし、市が実施する施策について定めています。
@事業者の責務
・商店会及び経済団体と連携を図りながら、自らの事業の発展に努める。
・商店会へ加入すること等により、商店街及び小売市場の活性化を図るよう努める。
・商店会が商店街及び小売市場の活性化に寄与する事業を行うときは、応分の負担をすること等により当該事業に協力するよう努める。
・大型店を営む者は、経済団体に加入すること等により、地域における商業の持続的な発展に寄与すると共に、地域活動等への参画に努める。
A商店会の責務
・商店街及び小売市場が市民生活の利便性を向上させ、安全で快適な商業空間となるよう、整備に努める。
・地域における核としてにぎわいを創出し、市民の交流の場となるようその活性化を図る。
・事業者の加入を促進し、その組織基盤の強化に努めるとともに商店会相互の連携を図る。
・加入者等に対して、その事業内容及び経理内容を明らかにする。
B経済団体の責務
・事業者に対する支援、地域における商業の活性化に寄与する事業等を行うことにより地域における商業の持続的な発展を図るとともに、地域社会へ貢献するよう努める。
C市の施策
・情報の収集及び提供に関すること ・融資のあっせんに関すること ・助成金の交付に関すること
・人材の育成に関すること
☆条例施行後の効果、運用状況について
  現在、「高槻市商業団体連合会」、「高槻市商店街連合会」には複数の大規模小売店舗・企業が参加しており、商店街とともに地域商業の活性化に努めています。

(3)視察から得られた考察
高槻市では、「地域における商業の活性化に関する条例」を平成18年に制定しました。西日本で初となるこの条例では、商店街や小売市場を「地域コミュニティの核」と位置づけ、地域商業が果たすさまざまな機能に注目し、商店街や小売市場が賑わいや交流の場となるよう、事業者、商店会、経済団体、行政が一体となって取り組むまちづくり活動を進めることを目的としており、目を見張るものがありました。今回の視察を参考に当市においても春日部にあった地域における商業の活性化について検討しなければならないと感じました。

視察の様子
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