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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
富山県 魚津市
視察案件
小学校規模適正化計画について
実施日
平成26年7月9日
参加者氏名
河井美久、山崎 進、会田幸一、岩谷一弘、鬼丸裕史、金子 進、佐藤 一、斉藤義則、水沼日出夫、石川友和

視察結果概要

(1)視察先の概要
 魚津市は、富山市の市街地より北東に位置する日本海(富山湾)に面した都市である。かつては北陸街道の宿場町、富山湾の港町として栄えた。現在は、新川地方中核都市圏である魚津都市圏の中心部であり、人口43,543人で富山県で7番目の人口規模である。「蜃気楼の見える街魚津」をキャッチコピーに蜃気楼、ホタルイカ、魚津埋没林(国の特別天然記念物)が有名。

(2)視察先内容
 魚津市では、少子化に伴う様々な課題に対処するため、平成21年9月に「学校規模適正化基本計画」を作成し、平成24年に小学校2校を統合した。しかし、予想を上回る急激な少子化の進行のため、目指すべき学校規模の達成が困難となり、早急に基本計画の見直しが必要となった。子供たちは多様な人間関係を体験し学ぶことで、社会性や集団性を培い成長していきます。また、こうしたことからクラス替えができ、多くの友達との出会いや互いに切磋琢磨できる教育環境を整えることが必要と考え、魚津市教育委員会では「小学校の適正規模1校あたり12クラス〜18クラス(1学年2〜3クラス)としました。(中学校は東西に各1校あり適正規模)」小学校が12校ありますが、東西の中学校区に各2校の4校にするものです。そして統合を図るにあたり、4つの柱として@事前交流の実施Aきめ細やかな教育の充実B校名・校歌・校章の新規作成C遠距離通学への適切な対応、を基本事項に、教育委員会が中心となり保護者や地域の方々と十分協議しながら、計画の実現に向けて取組んでいる。

(3)視察先から得られた考察
 魚津市教育委員会では、当初小学校を12校から7校に再編する計画でしたが、急激な少子化の進行のため再検討を余儀なくされた。そして子供たちの将来のためにどのような教育環境が最適かを考え、クラス替えのできる1学年2クラス〜3クラスを適正規模と定め、小学校を12校から4校に再編する大胆な再編計画を作成。そして、この再編計画を地元住民・保護者等に丁寧に根気強く説明してもらい、現在は魚津市教育委員会の主導の下再編計画が実施されようとしている。当市においても、少子化による学校再編は喫緊の課題である。しかし、目先の問題についての対処ではなく、子供達の将来のためにはどうすれば一番良いか、5年後あるいは10年後を見据えた対応が必要と考える。

視察の様子
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