各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 公明党
- 視察先
- 北海道 滝川市
- 視察案件
- 心の教育推進事業について
- 実施日
- 平成26年6月23日
- 参加者氏名
- 中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一
視察結果概要
(1)視察先の概要
滝川市は、小学校6校で児童数1,908名・中学校4校で生徒数1,053名です。平成17年9月、小学校6年生の女子児童がいじめを苦に自殺を図りました。少女の死は多くの教訓を残し、この死を決して無駄にしない為に、市は「心の教育推進プラン」を策定しました。
学校・地域・家庭の中で、子どもたちが自分や人と「向かい合う」心を作り上げ、いじめのない社会や学校づくりを目指しています。
(2)視察内容
平成18年〜平成22年では、緊急プログラムとして、相談体制の強化を図りました。24時間体制のいじめ相談電話を開始し、小学校にも市独自の予算でスクールカウンセラーを配置し、いじめアンケート調査(年2回、家庭で話し合い1週間後に回収)を開始しました。 また、特別支援教育の充実も図りました。
平成23年以降の中長期プログラムでは、「いじめ対策指導マニュアル」の作成をし、「たきがわ子ども会議」を開催しました。平成26年4月1日には「滝川市子どものいじめ防止等に関する条例」が策定施行されました。
(3)視察から得られた考察
「向かい合う心」「いじめのない社会」のために、アンケートや相談体制もしっかりしていて、いじめがないのではなく、いじめがあったら、どうするかという体制づくりが大事だと思いました。
本市においても、いじめはどこにでもあるとの思いで、できる事から取り組んでまいりたい。

視察の様子