各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 新政の会
- 視察先
- 大阪府 貝塚市
- 視察案件
- 廃校利用 ほの字の里について
- 実施日
- 平成26年2月5日
- 参加者氏名
- 佐藤一、金子進、山口泰弘、鬼丸裕史、岩谷一弘、滝澤英明、会田幸一、
川鍋秀雄、河井美久
視察結果概要
(1)視察先の概要
大阪府貝塚市は、面積43.99㎦、人口90,519人、海抜0〜875mの市で昔から”ちぬの海”と呼ばれる大阪の海に抱かれ白砂青松がまぶしい「二色の浜」や、本州南限圏の天然記念物ブナ林を育む「和泉葛城山」など豊かな自然に囲まれたまち。千本搗きで賑わう名刹の水間寺や国宝の観音堂を有する孝恩寺があり、願泉寺を中心に形成された寺内町のまちなみなど、歴史の香りあふれるまちです。
(2)視察内容
平成10年3月に廃校となった蕎原小学校(明治5年開校)の跡地に地元の村々が組合をつくり経営を始め木の香りや鳥の声のほっとやすらぎ、湧き出てくるほんものの湯(天然温泉)に浸り心も身体もほのぼのと自然が主役の里で、 オープン12周年を迎えた。ほの字の里は緑豊かな貝塚市の山間部に位置する蕎原(そぶら)に、小学校の閉校跡をそのまま生かし、すべての方へ癒しを提供する施設です。今なお現役利用できる運動場や体育館などがあり、さらには天然温泉も楽しめる年間利用者数10万人の施設でした。総事業費6億9800万円(2億7000万円は、国庫補助事業、林業構造改善事業)、平成10年度〜平成11年度整備工事、平成12年4月オ―プン、総面積は2へクタ−ル、施設概要は、宿泊棟・浴場棟・体育館・屋外施設・宴会場・駐車場等でした。
(3)視察先から得られた考察
廃校に向け平成6年3月から平成9年3月までの3年間小学校PTA役員及び地元町会との話し合いの結果、廃校やむなしとの了承を得るに至り、廃校に向けて地元町会・PTAとの話し合いの中で学校がなくなれば地域がさびれるという不安が住民からあがり、廃校後の跡地利用も検討課題となりました。その中で住民の要望は、地域の核としての小学校の記憶を継承しながら、地元の交流の場であり地域の活性化につながる意見があり、跡地利用のほの字の里の案が浮上し地域の雇用と活性化を計るために運営主体を地元森林組合が担うこととなり、市が森林組合に委託、現在は森林組合の統合により、農事組合法人が運営をしています。視察の結果、学校の統廃合及び跡地利用の色々な問題が参考になりました。

視察の様子