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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
福井県 越前市
視察案件
すくすくすまいる事業について
実施日
平成25年11月6日
参加者氏名
大山利夫、中川朗、栗原信司、五十嵐みどり、武幹也、荒木洋美

視察結果概要

(1)視察先の概要
  越前市は、昭和34年に武生市が白山村を編入して以降、平成17年9月まで武生市と今立町が置かれ、平成17年10月1日に両市町が合併し、「越前市」が誕生しました。現在、市の人口は約8万4千人で、面積は230.75㎢です。越前市の歴史は、継体大王伝承に見られるように大変古く、越の国と呼ばれた頃から拓けた地域で、旧武生市には越前国府が置かれ、政治・経済・文化の中心地として栄えました。平安時代には「源氏物語」の作者、紫式部が越前国司として赴任した父とともに多感な青春時代の一年余りを暮らした地でもあります。また、旧今立町は、和歌集や写経の用紙に用いられた越前和紙の里として知られ、明治の初期の頃まで奉書紙や奉書紬の産地として和紙や繊維を扱う商店も集まり大変栄えたまちです。現在も、旧両市町のまちなかの辻や地名、行事などにその歴史と伝統の重みを感じることができます。

(2)視察内容
  「すくすくすまいる事業」は、市内の労働者の子育てと仕事の両立及び地域児童の健全育成を図る事業所を応援する事業で、登録した市内の事業を営む個人及び法人に支援補助を行っています。主な取り組みとしては、職場環境と雇用環境の面では、事業所内保育室の設置、雇用者の育児休業支援、子育て中の雇用者の労働時間縮減措置、学校行事、PTA活動等に参加しやすいような支援策、子どもの病気等で休みやすいような支援策、育児退職者の再雇用、育休明けの従業員研修の実施等に取り組み。地域児童の健全育成の面では、地域児童の見守り活動とパトロール、親子のふれあい事業、児童向け体験作業を行っています。また、国・県の事業にも積極的に取り組んでいます。

(3)視察から得られた考察
 福井県は共働きの多い県であり、県内でも越前市は、特に共働きの多い自治体であるようです。そのような理由から職場環境と雇用環境の面と地域児童の健全育成の面からの取り組みを進めているとのことでした。また、国の次世代育成支援対策推進行動計画の策定に基づいて事業を進めるとともに、県も県父親子育て応援企業知事表彰や県子育て応援プラスワン宣言事業に積極的に取り組んでいるようですが、共働きの割合が増えてきた当市においても、事業所内保育室の設置支援事業や雇用者の育児休業取得支援は必要な事業と思われることから、今後の政策提案の参考となったところです。

視察の様子
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