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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
教育環境委員会
視察先
香川県 丸亀市
視察案件
小中一貫教育について
実施日
平成25年10月22日
参加者氏名
五十嵐みどり、山口泰弘、滝澤英明、栄 寛美、会田幸一、栗原信司

視察結果概要

視察結果概要
(1)視察先の概要
丸亀市は、平成25年4月1日現在、人口は110,569人、世帯数43,881世帯、面積111.80kuの市になります。
 丸亀市では、「小中一貫教育」の事業を平成22年度から取り組みを始めています。
 中学校への入学に伴う大きな環境の変化が要因と思われる「中1ギャップ」は、不登校や問題行動が小学校6年生と比較し、増加する傾向と言われています。
 そこで丸亀市では、学校・家庭・地域が連携して笑顔あふれる丸亀の子どもたちの育成を目指す、小中一貫教育事業を展開しており、担当者から事業の概要や課題などを伺いました。
(2)視察内容
 丸亀市では、自立と共生(自分の目標に向かって、みんなと協力して行動できる子どもの育成)をテーマに、小中一貫教育事業を展開しています。
 丸亀市小中一貫教育は、「中1ギャップ」の解消を目指して、平成22年度に「準備期」として始まりました。市内を6学校群(中学校校区を基準に)に分け、学校群ごとに小中及び地域との連携の形で実施しており、実践内容は、学校代表・保護者代表・地域の代表によって構成される「連携協議会」を開催して、それぞれの実状に応じた活動を検討し、決定しています。
 また、各小学校では、小学校教員によって定期的に授業などの交流事業を実施して、教員と小学生との交流の場となっており、児童が感じる中学校への不安や戸惑いの解消につながっています。
(3)視察から得られた考察
 丸亀市小中一貫教育事業の課題を伺うと、今まで「試行期」から今年度「充実期」まで試行錯誤をして、各学校群の実情を踏まえた実践が行われました。それぞれの取り組みを検証し、効果的なものを重点化して継続させていくことや、小中教員の交流事業は定着化し安定した事業となっていますが、交流授業を実施させるために、中学校への配置している講師(市臨時職員)の確保が大きな課題とのことです。
 本市においても「小中一貫教育」の事業実施に向けた取り組みを始めており、小中一貫教育事業の調査・研究を実施していますので、丸亀市小中一貫教育は大変参考になると考えられ、本市でも参考にすべきだと考えました。

視察の様子
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