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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
建設委員会
視察先
岩手県 盛岡市
視察案件
盛岡駅西口周辺都市整備事業について
実施日
平成25年10月22日
参加者氏名
鬼丸裕史、荒木洋美、大野とし子、蛭間靖造、今尾安徳、山崎進、
矢島章好、小島文男

視察結果概要

(1)視察先の概要
 盛岡市は明治22年に市制を施行して120年になります。岩手県の県庁所在地で政治、経済、教育、文化など県の中心的な位置を占め、平成4年には南隣の都南村と、平成18年には北隣の玉山村と合併し、人口約30万人の中核市です。産業構造は、第三次産業の割合が89%と非常に高く、消費・観光交流都市です。南部・盛岡藩の城下町として古くから北上川の舟運の基点として、また、奥州道中、秋田街道、鹿角街道、野田街道、宮古街道、そして遠野街道など北東北各地の結節点として、「人」、「モノ」、「文化」の交流により栄えました。
  現在は、東北新幹線や秋田新幹線、JR東北本線、田沢湖線、花輪線、山田線、いわて銀河鉄道の鉄道網。東北縦貫自動車道や国道4号、46号、106号、396号、455号など主要な交通の結節点として北東北の交流拠点都市としての役割を担っています。

(2)視察内容
☆盛岡駅西口地区の特性
・東北新幹線・JR盛岡駅に直結し東北縦貫自動車道盛岡ICに近接する広域ターミナル性を有する。
・国鉄跡地である大規模空閑地(約14.3ha)を活用した新しい都市拠点形成地区である。
とのことから、@新しい都心機能を複合化した高密度でコンパクトなまち Aアーバニティの高い複合交流のまち B都市型産業や先端型産業を育成支援するまちを地区のイメージとして「北東北の拠点都市・盛岡の玄関」、「将来都市構造の基礎となる都市軸の要」としての役割を担って整備されています。
☆整備の背景
  盛岡駅西口地区の整備事業について話が持ち上がったのは昭和53年6月とされ、昭和60年に国鉄盛岡工場跡地利用対策協議会が昭和61年に発足し本格的にまちづくりの構想が始まりました。
☆整備の基本方針
 高速交通体系を享受する至便の立地条件のもとに現都心と新市街地との結節点に位置する優位性を活かした都市拠点形成を図ることにしました。
☆整備のコンセプト
 盛岡駅西口地区開発の基本コンセプトは、「あそびこころ ふれあいのまち」です。基本コンセプトに盛り込まれた西口開発の基本的な考え方は、新しい盛岡のまちにふさわしい都市活動を実現する内容のものとして以下に掲げる三つの都市の実現を目指すものです。@人・情報・技術が出あい、ふれあう交歓交流のまちを目指し新たな市(いち)をつくる。 A職・住・遊が一体となった魅力ある都市空間の創造。ここでいう「職」とは、先端・頭脳産業の集中地区を、「住」とは、アメニティあふれる居住空間を言い、「遊」とは、若者が楽しめるアミューズメント・エリアを言います。 B本物のヒト・モノ・サービスにあふれることのできる都心をつくる。
☆整備の概要
  盛岡駅西口地区の整備には以下の三つの事業を有機的に組み合わせ、コンセプトを実現しています。@土地区画整理事業 Aまちづくり交付金事業 B密集住宅市街地整備促進事業
☆整備の経過
・住民記点のまちづくりが始まる。 ・国鉄盛岡工場の廃止、跡地利用の検討が始まる。 ・事業計画が認可される。 ・基盤整備工事に着手する。 ・工事が完成、供用が始まる。 ・換地処分に向けての事務が始まる。

(3)視察から得られた考察
  盛岡駅西口地区は、「北東北の拠点都市・盛岡の玄関」、「将来都市構造の基礎となる都市軸の要」としての役割を担って整備されています。春日部市においても、今回の視察研修を生かした都市基盤の整備を進めていきたいと考えています。

視察の様子
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