各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 新政の会
- 視察先
- 北海道 千歳市
- 視察案件
- 千歳市防災学習交流センタ−(そなえーる)について
- 実施日
- 平成25年7月24日
- 参加者氏名
- 佐藤 一、金子 進、山口泰弘、鬼丸裕史、岩谷一弘、滝澤英明、山崎 進、
会田幸一、川鍋秀雄、河井美久
視察結果概要
(1)視察先の概要
千歳市は北海道の中南部・石狩平野の南端に位置しており、札幌市や苫小牧市など4市4町に隣接し、札幌市へはJRの快速江アポ−トを利用すると29分で到着します。面積は594.95㎦で東西に細長く西高東低の地形です。市域西部は溶岩円頂丘(溶岩ドーム)をもつ樽前山や恵庭岳など、那須火山帯に属する、1,000m級の活火山が連なる山岳地帯で国立支笏湖地域を形成しています。中央部はほぼ平坦で市街地を始め工業団地、飛行場、自衛隊駐屯地、農用地などに利用され、東部は丘陵地帯で林業に利用されています。人口は93,584人世帯数は44,701世帯であります。
(2)視察内容
防災学習交流施設は、総面積約8.4haで、A・B・Cの3つのゾ−ンからなっておりAゾーンは広さ4.3haで3階建て延べ面積2,000uの防災学習交流センタ−「そなえ−る」広さ約2.4haの防災訓練広場、ロ−プ訓練塔、防災備蓄倉庫を兼ねた副訓練塔、常設ヘリポ−ト、駐車場などを配置しています。
そなえ−るには、災害を「学ぶ・体験する・備えるをテ−マに災害の疑似体験や防災学習を通じて防災に対する意識を高めてもらうことを目的とした、起震装置、予防実験装置、避難器具などを備えた施設となっております。Bゾーン学びの広場は、広さ1.1ha、造成に伴う雨水調整池と消火体験や救出体験を通し、自助・共助を学ぶことを目的に設置した広場となっております。Cゾーン防災の森は、広さ3haで約150人がキャンプ利用できる「野営生活訓練広場」 調整池を兼ねた「多目的広場」湧き水を利用した「河川災害訓練広場・土のう訓練広場」アスレチック遊具などを設置した「サバイバル訓練広場」のほか管理棟、駐車場を配置し、共同作業が体験できるひろばとなっております。
(3)視察から得られた考察
防災意識を高めていくため、千歳市総合防災訓練や町内会、自主防災組織等による消火救出等の防災訓練、救急救命率の向上のための救急講習会、市民を対象とした千歳市民防災講座や町内会、自主防災組織及び事業所等を対象とした防災関係の講座、防災イベントなどを開催し平成24年度は48,615名の利用者があり、意識の向上が図られていることが大変参考になりました。

視察の様子