(1)視察先の概要
滝川市は北海道のほぼ中央部、石狩川と空知川に挟まれた平野部に広がっています。(面積:115.82ku)土地はおおむね平坦で、河岸段丘の平盤な大地が東側の丘陵地帯に続いています。気候は夏と冬の気温の差が激しい内陸性気候で、年平均気温は7度前後。雪は11月下旬から降り始め、4月上旬まで続きます。
平成25年4月1日現在の人口は42,292人、世帯数は21,250世帯であります。
(2)視察内容
滝川市立病院は、平成20年3月に市立病院改築工事実施設計を策定し、平成20年10月に工事を着手し、平成23年3月に新病院を開院しました。規模は、建築面積6,635u、延床面積24,080u、鉄筋コンクリート造り地上7階建(免震構造)で、駐車場は182台です。
病床数は一般病棟270床と精神病棟44床の合計317床で、診療科目は内科ほか12科ですが、この中には精神神経科がありました。職員数については493人ほどで、現在の当市立病院の職員数と同程度です。 また、病院内にボランティア応援団が外来ホールの案内や入院患者の話し合い、買い物などの活動を行っていました。この他に菜の花応援団として25団体のボランティア活動があります。
(3)視察から得られた考察
滝川市立病院の改築計画コンセプトとして、療養環境の向上、機能性の向上、癒し環境の向上、安全性の確保、災害対策、情報システムの整備を上げて全面改築したとのことで、当市立病院再整備にも大変参考となりました。