各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 日本共産党
- 視察先
- 福岡県 豊前市
- 視察案件
- 豊前市空き地及び空き家等管理の適正化に関する条例について
空き家バンクについて
- 実施日
- 平成25年7月23日
- 参加者氏名
- 松本浩一、大野とし子、卯月武彦、渡辺浩美、秋山文和、今尾安徳
視察結果概要
(1)視察先の概要
福岡県豊前市(人口27,281人)は、2008年(平成20年)「空き地及び空き屋等管理の適正化に関する条例」を制定しました。
条例では「所有者は、状況に応じた整備をする等必要な措置を講じ、適正な管理に努めなければならない」と定め、「所有者の責務」を明確にしています。
その上で、市が管理不十分な空き屋等を把握した場合(危険家屋・悪質所有)、措置勧告・命令を出し、従わない時は行政が代わりに取り壊し等を実施し、かかった経費を請求する(代執行)というものです。
(2)視察内容
1、条例制定に至った経過と内容
2、条例制定後のとりくみと効果
3、今後の課題
(3)視察から得られた考察
市の調査で2009年度(平成21年)に老朽空き屋が736件があることが判明しました。条例にもとづき老朽家屋の維持管理について指導・勧告をおこなった結果、33件が自主的に取り壊され、空き屋は703件に減少しました。
2010年度(平成22年)と2012年度(平成24年)にも調査をして指導・勧告をおこないました。その結果、空き屋は少しずつ減少しています。(代執行なし)
今年度からは、要項で取り壊し費用の1/3、上限30万円の補助金を出すことを決めました。
春日部市においても、近年取り壊すでもなく、適正な管理をおこなっているわけでもない家が多く見られるようになりました。条例制定などをおこない、空き家・空き地対策を講ずる必要性があると認識しました。

視察の様子