各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 公明党
- 視察先
- 沖縄県 南城市
- 視察案件
- 南城市ウェルネス事業について
- 実施日
- 平成25年2月7日
- 参加者氏名
- 大山利夫、中川 朗、栗原信司、五十嵐みどり、武 幹也、荒木洋美
視察結果概要
(1)視察先の概要
・南城市は那覇市から南東へ約12kmに位置しており、良質な観光資源と豊かな精神文化を有している。しかし、主たる観光形態が滞在型でなく通過型観光であることなどから、観光収入の伸び悩みを招いている。
・ウェルネス(健康の定義を広範囲な視点から捉えたもの)事業の推進で、観光資源を活用した心身の再生(ウェルネス)による「市民の健康促進」「観光施設・医療施設など民間事業者と連携したウェルネスプログラムの開発」で、新規雇用の創出及び地域経済効果の拡大につなげることを目的としている。
(2)視察内容
・健康・癒しをテーマとしたウェルネスプログラム(観光地ウォーキング、フィットネス、アロマテラピー、人間ドック、ハーブ、健康料理教室等)を開発し市民及び観光客に継続的に提供。
・このプログラムによる自然治癒力や免疫力を認識するため、健康状態のデータを測定・参照する仕組みを構築し、市民及び観光客に提供。
・市民・観光客は「ユインチホテル南城」「観光施設・がんじゅう駅南城」「民間施設」「福祉センター」「公民館」等で健康データを測定し、インターネット経由でデータを、継続的に利用可能。健康測定データに基づいて運動療法士の指導、助言を仰げる。
(3)視察から得られた考察
南城市の主な観光地への来訪者は、年々増えています。
しかし通過型観光であることから、観光資源を活かす取り組みとして、視察内容の他にも企業によるメンタルヘルス問題に対する予防的な位置づけとして南城市への研修旅行や、中国富裕層を対象とした医療ツーリズムの商品化の可能性を検証されるなど、積極的に取り組んでいる姿勢には多くのことを学びました。

視察の様子