各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 新政の会
- 視察先
- 三重県 伊勢市
- 視察案件
- 伊勢市全市博物館構想について
- 実施日
- 平成25年2月8日
- 参加者氏名
- 滝澤英明、鬼丸裕史、金子 進、佐藤 一、山ア 進、川鍋秀雄、会田幸一、 岩谷一弘
視察結果概要
(1)視察先の概要
伊勢市は、三重県の中東部、伊勢平野の南端部に位置する、比較的温暖な気候に包まれた都市です。
北は伊勢湾に面し、中央には日本一の清流を誇る宮川や五十鈴川、勢田川が流れ、また、東から南にかけては朝熊ヶ岳、神路山、前山、鷲嶺が連なり、西には大仏山丘陵が広がる緑豊かな都市でもあります。
伊勢志摩国立公園の玄関口として、豊かな自然と美味しい食材に恵まれた本市には、歴史と文化に富んだ名所・旧跡も多く、魅力ある地域資源があふれています。
また、古くから「お伊勢さん」「日本人の心のふるさと」と呼び親しまれてきた伊勢神宮を擁し、神宮御鎮座のまちとして栄えてきました。
(2)視察内容
伊勢市といえば、何と言っても「伊勢神宮」が全国的に有名な名所となっていますが、実は多くの文化財や博物館があります。
しかし、単体で活動していたのでは、活動内容やPRに格差が生じ、市文化全体の活性化に結びつきにくくなっていたそうです。
そこで、平成16年に当時の教育長の発案で、構想を策定する委員会により要綱を制定、多くの協議を経て、平成20年に「伊勢市全市博物館構想・実施計画」が策定され、会議体も平成21年からは、毎月「伊勢まるごと博物館ネットワーク会議」を開催し、継続的改善に取り組んでいるそうです。
特に「伊勢まるごと博物館図MAP」は秀逸で、多くの観光客や来訪者を伊勢神宮以外の文化財や博物館へ誘うきっかけとなっています。今日は、その一つで外宮の前に建設された「せんぐう館」も案内いただきました。
(3)視察から得られた考察
規模は違うものの、春日部市でも現在、粕壁宿をテーマとした史跡廻りや文化財の掘り起こし、有効活用などに力を入れています。点ではなく、線でつなぎ、市内の魅力を発信していくのに非常に参考になりました。

伊勢まるごと博物館絵図