各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 教育環境委員会
- 視察先
- 山梨県 北杜市
- 視察案件
- メガソーラー発電事業について
- 実施日
- 平成24年10月16日
- 参加者氏名
- 五十嵐みどり、山口泰弘、卯月武彦、滝澤英明、会田幸一、栄 寛美、
栗原信司
視察結果概要
(1)視察先の概要
北杜市は、平成24年4月1日現在、人口は48,760人、世帯数20,313世帯、面積602.89
kuの市であり、平成16年11月に合併し、「北杜市」が誕生し、さらに、平成18年3月に北巨摩郡小淵沢町を編入合併し、新「北杜市」が誕生しています。また、環境日本一を目指した太陽光発電、小水力発電の導入などの積極的な取り組みが評価され、平成21年6月には経済産業省の「省エネ百選」にも選定されています。
この太陽光発電事業を生かした、エネルギー施策について、参考となる事項や、担当者から事業の経緯などを伺いました。
(2)視察内容
1 「メガソーラー発電事業」の概要について
約2MW級の大規模太陽光発電システムを構築し、今後の普及拡大に向けた実証研
究に取り組んでいます。
2 事業実施に至る経緯について
北杜市新エネルギービジョンを策定し、基本理念の実現に向けた独自のエネルギー
政策の推進の一環として取り組まれている事業。.
3 メガソーラー発電事業での市の取り組み状況について
住宅用太陽光発電システム設置金事業、北杜市まるごとメガソーラープロジェクト、
次世代エネルギー計画等。
4 特色について
年間平均日照時間約2300時間の安定した日照条件のもと、約2MW級の大規模太
陽光発電システムが特徴となります。
5 効果について
北杜市の独自のエネルギー政策の取り組みは、市のイメージアップに貢献してい
ます。
6 メガソーラーパネルでの売電した額の推移について
平成23年度 発電量2,610kWh、売電料39,738千円。
7 現状と今後の課題等
世界最大級の太陽光発電事業の様々な実証研究の継続・検討を行い、新エネルギ
ーや地球環境に関する環境教育・学習を実践するとともに有効活用を図り、「太陽光
発電実証の杜」として引き続き、貢献していきます。
(3)視察から得られた考察
北杜市は、冷涼な気候と日本一の日照時間を有する太陽光発電適地として、平成18年度から平成22年度の5か年において、北杜市と株式会社NTTファシリーズが、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託を受け、実証研究を実施した施設です。約2MWの大規模太陽光発電システムを構築しており、太陽光発電の普及拡大に向け取り組みを行っています。平成23年4月からは、市営「北杜サイト太陽光発電所」として開所しています。