各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 厚生福祉委員会
- 視察先
- 北海道 札幌市内勤医協中央病院
- 視察案件
- 勤医協中央病院新病棟建築について
- 実施日
- 平成24年10月11日
- 参加者氏名
- 岩谷一弘、松本浩一、金子 進、渡辺浩美、井上英治、川鍋秀雄、中川 朗
視察結果概要
(1)視察先の概要
勤医協中央病院は、現在地の札幌市白石区菊水3条3丁目から約700メートル東に位置する札幌市東区東苗穂5条1丁目41番に平成25年5月予定で移転を計画しており、敷地面積が現在の1.6倍となり病床数も402床から450床へ増床となる予定となっています。設計は春日部市立病院の再整備基本設計業務を委託された昭和設計が行い、大成建設が建設しています。
(2)視察内容
新病院建設地の入手の経緯や建設費の財源、医療スタッフの意見集約の方法について伺いました。また、設計に昭和設計を選定した理由を伺いました。
その後、新病院建設現場へ移動し、建設中の建物内部で各フロアの説明をいただきました。
(3)視察から得られた考察
土地の取得経費も含めて450床の病院を約80億円で建設をしており、経費の無駄を省いた建設と思えました。
意見集約の段階で病室のモデルルームを建築し、医療スタッフが見学をして、現場の意見を取り込むことに力を入れたところ、約400もの意見が提出され、最終決定までに2年を要したとのことでした。多くの意見を検討したことで、働く医療スタッフが納得できる設計ではないかと感じました。
また、現在建設中の建物にも先行して整備した部屋があり、医療スタッフが新病院になれるための研修等に使用されているとのことで、働きやすさを追求した建設ではと感じました。

視察の様子