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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
建設委員会
視察先
福井県 鯖江市
視察案件
水道ビジョンについて
実施日
平成24年10月17日
参加者氏名
鬼丸裕史、荒木洋美、大野とし子、蛭間靖造、今尾安徳、矢島章好、山崎 進

視察結果概要

(1)視察先の概要
 安全でおいしい水道水を安定的に供給することはいつの時代においても水道の基本的な使命であると考えられます。しかし、今日、水道事業に求められるものは、より安全でおいしい水の供給や大地震等を想定した安定的な供給、管路・施設の老朽化・耐震化対策など、高度化・多様化しています。このような中で、将来にわたって健全な経営を行うために事業計画の策定が必要になります。
  鯖江市ではこのような背景を受け、これらの課題に積極的に取り組んでいくために策定されたのが、この「鯖江市水道ビジョン」です。

(2)視察内容
・「第5次鯖江市総合計画」では、まちの将来像の実現のための基本目標のひとつに、「都市機能の充実したまちづくり」があり、その基本施策の中に水道事業として「安全なおいしい水を安定供給する」を掲げ、市民が安心して快適に暮らせる安全な水を安定供給することを目標としています。
  これを踏まえて、水道ビジョンの基本理念を「自然に育まれた、ふるさと鯖江の、生命水」としました。
  この基本理念の実現に向けて、水道事業が取り組む4つの基本方針(目標)「1.安心して飲める水道水の供給」、「2.いつでも使える水道水の供給」、「3.将来へつなぐ水道の運営」、「4.環境にやさしい水道の推進」を設定し、基本方針(目標)を達成するための施策に取り組みます。
・水道ビジョンでは水道事業の現状を分析・評価し、水道ビジョンの主要政策課題である「安心して飲める水道水の供給(安心)」、「いつでも使える水道水の供給(安定)」、「将来へつなぐ水道の運営(持続)」、「環境にやさしい水道の推進(環境)」の項目に分類し課題を整理します。
・基本理念の実現に向け、各目標を設定し、課題解決に向けた施策を展開していきます。
 水道ビジョンは、社会・経済状況の変化を踏まえ、一定期間での見直し、各施策の進展状況の評価・見直しを行い、必要に応じた修正を行います。                       
・水道ビジョンに示した施策は、個別の事業計画を策定し、相互の関連に留意しつつ、着実に実施します。各施策の着手時期は、短期(概ね5年以内に着手)、中長期(概ね10年以内に着手)ごとに区分し実施します。           
・目標に向かって適切な事業計画を実施するためには、一定期間で各施策の進展状況を評価し、必要に応じて見直しが行われます。
 また、計画の見直しに当たっては、PDCAサイクル(計画の策定→事業の推進→目標の確認→改善の検討)により計画を見直します。

(3)視察から得られた考察
  設備の更新及び耐震化に向けた実施計画の策定、県水受水を受けての自己水源のダウンサイジング等を図りながら、新財政計画の策定、更新財源の所要額の積算を受けての水道料金の改定の検討等が今後の検討課題とのことです。
 春日部市において、鯖江市の水道ビジョンは大変参考になりました。

視察の様子
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